セラー広告で上位表示するための2つの軸と具体的な対策

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以前、「1週間でアマゾン広告をビッグキーワード1位で表示させたい」といったお問い合わせを頂いた。対しサイバーレコードでは「1週間で出来るかもしれないが、出来ないかもしれない」旨の返答をした。なんと曖昧な。

しかし、これには理由が存在する。
なぜなら、アマゾンの広告システムは【どんな手段をとっても、出したらすぐに広告1位表示ができる仕組みではない】からだ。
では、1位表示は出来ないのかというとそうではない。問題は、時間なのだ。

今回紹介する施策をもって、しっかり条件をクリアしていくことで1位表示することは十分に可能だ。
では、どのようにすれば広告表示1位を狙えるか詳細に解説したいと思う。

※当記事は、必ずしも広告表示1位にする方法ではなく、広告上位表示を土台に1位表示の確率を上げる方法となる。

すでに広告を運用されている方もこれから運用される予定の方も是非参考にしてみてほしい。

 

 

 

アマゾン広告の特徴と重要性

早速だが、まずはセラーセントラルから取得した下記の画像を見てほしい。これはサイバーレコードの「あるクライアント様」の広告運用前と運用後のセッション率のデータだ。

amazon_seller_howto0002

こちらのクライアント様は、運営3ヶ月目でアマゾン広告である「セラー広告」の運用を開始した直後、セッション率が従来の6倍近く伸びた。

つまり、出品する商品を多くのユーザーに購入してもらうには、セラー広告が鍵を握っているといえる。

詳しくご説明しよう。

 

プレースメント(表示箇所)と特徴

セラー広告は、アマゾンマーケットプレイス内に表示されるCPC広告の一つだ。

CPC広告とは、表示には一切費用が掛からない、ユーザーが広告をクリックした分だけ請求される広告になる。

つまり安価で効果的なアプローチが可能となる。最低額¥2~運用できるのは魅力的だ。

セラー広告は次のように表示される(PCとモバイルで表示のされ方が異なる)

●検索結果の下部(PC版)

amazon_seller_howto0004

 

●検索結果の下部(スマホ版)

amazon_seller_howto0006

 

●商品詳細ページ

amazon_seller_howto0005

他モールの広告に比べ、通常の出品商品と見え方がほとんど変わらないためユーザーは、それほど抵抗感を抱くことなくクリックする。
これがセラー広告だ。

では広告表示1位とは、なにか。
広告表示1位とは、検索結果下部や商品詳細ページの1ページ目1番目に表示させたいということになる。
そのためには、アマゾンの企業理念からマーケットプレイスにおける考え方を知る必要がある。

 

 

アマゾンの広告表示の仕組みと2つの軸

アマゾンでは次のことを企業理念としている。

”地球上で最もお客様を大切にする企業であること”
amazon.jobs

 

お客様を大切にするということは、ユーザーにとっての利便性も含まれる。

つまり、次のことが成り立つと考えてもいいだろう。

ユーザーにとって利便性の良い=探している商品がすぐに見つかる

 

こう考えることで、ユーザーが簡単に探し出すことのできるように、嘘偽りのない適切な設定を行うことになる。そうすることで広告の上位表示が可能となる。

なぜなら、嘘偽りのない適切な設定こそがユーザーが検索した際に求める商品を探しやすい「利便性の良い状態」といえるからだ。

 

重要なのは「売ることより先に、見つけやすくする」こと

ユーザーが求めるものなら、見つけてもらいさえすれば高い確率で売れるということになる。

しかし、多くの出品者が売ることに注力しすぎており、ユーザーにとっての「見つけやすい」を疎かにしている。あなたもその一人かもしれない。

売ることを意識しているとは、次のような状態だ。

  • 自身の出品する商品にまったく関係のないキーワードを入れ込んでいる。
  • 実際の色やサイズと異なるものをキーワードに含んでいる
  • わかりにくい商品名で、長々と記載している
  • 商品画像にテキストを入れ込んでいる
  • 商品画像を入れていない

 

これらはすべてユーザーの利便性を阻害している。
結果として、広告の純度が落ち、売れない負のスパイラルとなっている。

それだけではなく、アマゾンによる警告の対象になりかねないのだ。

あなたの取り扱う商品を売るには、売ることを第一の視点にするのではなく、求めているユーザーに適切にアプローチすることを意識することが必要だ。

負のスパイラルに陥っている出品者にこそ、ユーザーにとって「見つけやすい」を意識してもらいたいのだ。

 

 

アマゾン広告は「お客様の購買体験をより良いものとするとともに、また広告効果を高めるため、下記の広告表示オークションプロセスを経て広告の表示を決定」する。
セラーセントラルにログインしなければ閲覧不可な情報より

 

広告オークションプロセスとは次の流れになる。

  1. システムにより、購入者の検索ワードや閲覧した商品詳細ページに関連する広告を選別
  2. カートボックスを獲得していない広告を除外
  3. 購入者の求めるものとの関連性を分析
  4. 上記のプロセスを経て広告のランキング付を行う

中でも「3.購入者の求めるものとの関連性」が非常に重要だ。

なぜなら関係のないキーワードは、ユーザーの利便性を考えていないため広告から除外されてしまう。適切なキーワードを設定しなければ、せっかくキーワードを入れ込んでも全く効果が現れないのだ。

 

 

アマゾン広告対策の軸

以上からわかるのは、次の2つの軸を念頭に置き対策を行う必要があるということだ。

 

①最初にカートボックス取得を狙う

②購入者との関連性を高める

 

では、実際に上記の2つを軸として実践してほしい対策を3つに分けて説明しよう。

 

 

[アマゾン広告表示の仕組み]で述べた通り”カートボックスを取得しなければ広告は表示されない”
そのため、第一にカート取得対策を行う必要がある。

カートボックスとは次のようなものだ。
amazon_seller_howto0010

カートボックスをページに与えられていると、広告の表示が可能となる。
さらに購入率が大幅に上がるのだが、それはまた別の機会に話そう。

話を進める。
カートボックスを取得するためには、カートボックスを取得する3つの対策を守る必要がある。
これを守ることができれば、あとはアマゾンのシステムに認知されることでカート取得をすることが可能だ。
※相乗り出品の場合は、他にも複数の対策を行う必要です。

 

カートボックスを取得する3つの対策

カートボックスを取得するには、大きなメリットが存在する。広告を表示できることはもちろん、購入率がアップすることも大きなメリットだ。

では、どのようにすればカートボックスを取得出来るのか、説明しよう。

 

1.適切なメイン画像を用いる

白抜き画像である

画像はすべて白抜きにする必要がある。これは規定で決まっており、規定を破ればアマゾンから規制されてしまう。実際にアマゾンから出品者に対して通知が来ており、近々強制執行される可能性が高いだろう。強制執行の対象とならないように、下記のような画像を参考にしてもらいたい。
amazon_seller_howto0007

 

商品が画像の80%を占める

こちらも商品メイン画像規定で決まっている。
下記のような画像を参考にしてもらいたい。
img_08

アマゾン用の背景白抜き画像を作成するなら、
グラムス社の提供する「ZenFotomatic」が最適だ。
一度使ってみると、精度の高さにきっと驚くだろう。

ZenFotomaticを使ってみる ※ZenFotomaticのページが開きます。

 

 

 

 

 

テキストやロゴを含まない

こちらも画像規定で取り決められているものだ。
下記のような画像を参考にしてもらいたい。
amazon_seller_howto0009

 

2.アカウントの健全性を保つ

具体的には、注文不良率、キャンセル率、出荷遅延率に気をつけることだ。キャンセルの多い商品を取り扱ったり、出荷を遅らせてしまうことのないようにしよう。

 

3.リードタイムを早くする

リードタイムとは、配送に掛かる日数のことだ。アマゾンでは、配送に掛かる日数を非常に重要視している。あなたの取り扱う商品のリードタイムは何日に設定してあるだろう。もし他のセラーよりも長いリードタイムを設定しているようなら、是非見直してもらいたい。

 

以上、3つの対策を行った後は、注文実績をアマゾンのシステムにより分析され、条件をクリアしたことが認められれば、はれてカートボックスを取得することが可能となる。
※カート付与待機期間は、公に開示されておらず、明確な表示はありません。弊社データより記述しています。

 

 

広告対策実践②インプレッション数を増やそう

カートを取得したことで広告の表示が可能となった。
しかしそれだけでは、不十分だ。

広告は、インプレッション数を上げ、商品を求めるユーザーに見つけやすくするために用いる。
そのためには、4つの対策が必要がある。

詳しくご説明しよう。

 

タイトルを最適化する

商品のタイトルには、徹底的にこだわろう。
なぜなら、内部検索にも外部検索にも、さらにアマゾンより送られる配信メールにも使用されるからだ。

徹底的にこだわるとは「ユーザーにとってわかりやすくしよう」ということ

次のような商品名は、非常にわかりにくい例だ。
amazon_seller_howto0013

このような表示の場合にユーザーは、どれが商品の名前なのか判別できない。

わかりやすいとは、次のような形だ。
[メーカー名 商品名 カラー(サイズ) 仕様 型番]

具体的には、下記のようにしてもらうといい。

変更後: EC-MALL ジュート収納ストッカー 2個セット ベージュ ND-33DH

 

 

半角区切りでタイトルをキーワード化

タイトルは半角区切りでキーワード化させよう。
なぜなら、ユーザーは「キーワード」で検索する。

具体的には、次のようにしてもらいたい。

変更前: EC-MALL ジュート収納ストッカー 2個セット ベージュ ND-33DH
変更後: 【EC-MALL】 ジュート_収納_ストッカー_2個_セット_ベージュ_[ND-33DH]
※上記の 「 _ 」 は、半角を意味します。

 

 

ブラウズノードとは、カテゴリーや分類のようなものだ。
出品する商品がどのカテゴリー・分類に属するものなのか設定しておく必要がある。

次の流れで行って欲しい。

  1. [セラーセントラル]にログイン
  2. 上部ナビゲーションから「在庫」をクリック
  3. 商品の右端にある「詳細を編集」をクリック
  4. 「重要情報タブ」をクリック
  5. 推奨ブラウズノードの「編集」をクリック
  6. 商品に適当なジャンルを選び進めて頂き「選択」をクリック

以上でブラウズノードの設定は完了だ。

 

 

キーワードを選び入れる

キーワードは、サジェスト機能を活用し入れ込もう。

 

サジェストとは

サジェスト機能とは、下記画像の「検索補助」のことだ。

アマゾンユーザーの8割は、商品を検索する際にトップページの検索枠にキーワードを入れてから商品を探す。
ユーザーがよく探す商品は、サジェストとしてデータが補完されるため、あなたが出品する商品のビッグキーワード(世間一般の名称)を入れ込むことで、次にどういった言葉で検索しているか表示されることになる。

例を出そう。
例えば、あなたが「インテリア 雑貨」を出品されたいのであれば
下記の画像のように「インテリア 雑貨」と入力しよう。
※実際には、もっと具体的な商品だと思いますが、ここでは例とします。

amazon_seller_howto0014

すると画像のようにユーザーがよく検索するワードを知ることができるので、これをメモ帳に書き留めてほしい。

次は、キーワード設定をしていく。

 

 

キーワード設定方法

  1. [4-2.適切なブラウズノードを設定する]で紹介した「詳細の編集」から「キーワード」を選択
  2. 「検索キーワード」に先程メモ帳に書き留めて頂いたキーワードを入れていく。
    一つ一つの単語を半角スペースで区切り、貼り付けるだけでOKだ。

よくわからない方は、下記の画像を参考にされるといいだろう。

amazon_seller_howto0015

全ての単語の間は半角スペースで区切ってある。

 

全ての商品に広告をかける

次は、実際に広告をかけていく。
すでに広告を掛けられているユーザーは、一度削除してもいいだろう。

実際の設定方法は、次の手順だ。

  1. セラーセントラルのナビゲーションから「広告」をクリック
  2. 黄色の「キャンペーンの作成」をクリックし、スポンサープロダクトをクリック

 

次は、画像のように入力していこう。

amazon_seller_howto0016

キャンペーン名:オートALL
一日の予算:¥1,000
他はそのままで良い。

オートターゲティングを選び「次のステップに進む」をクリック

 

amazon_seller_howto0017

入札額:¥30に設定
すべてのSKUを選択し、「保存し終了」を選んで完了だ。

 

競争力のある入札額を設定する

先程設定した入札額は初期設定となるため、状況みながら価格を調整しよう。
しかし、一点注意が必要だ。

それは、入札額を上げすぎても逆効果ということだ。
入札額は、競争力ある価格が望ましい。
競争力のない高額な入札は、かえって表示されない状態に陥ってしまう。

もしあなたが、そのように設定されているのであれば、一度見直しをすることをオススメする。

 

広告対策実践③クリック数を増やそう

ルールを守る

先程序盤で紹介した[3.広告対策実践①カートボックスを取得しよう]にあるようにルールを守れない出品者は、アマゾンの恩恵を受けることは出来ない。
とにもかくにもルールを守った上で次の項に進めてもらいたい。

 

商品画像にこだわる

ユーザーのほとんどは、自身と関係のない商品が検索結果に表示されたとしても、まったくと言っていいほど見てはいない。
ユーザー自身が求めているものの中からさらに、魅力的なものにだけ視線を向けていくことになる。
魅力的とは何か、それが商品画像だ。

商品画像に拘ることでクリック数は大幅に上がる。
テキストを入れ込み見にくい画像は、ユーザーから嫌煙されてしまうのだ。

次は、画像を切替えただけで大幅にクリック数が3倍に上がった事例だ。
amazon_seller_howto0018

 

以前の画像が左、新しく撮影しクリック率が向上したものが右の画像だ。

正直なところ、画像の撮影編集は、プロのカメラマンに依頼したほうが望ましい。
特にオリジナルの商品やOEM商品を出品しており、メーカーの商品画像がない場合は、なおさら画像の重要度が高い。

なぜなら、クリックされない広告は表示されなくなってしまうからだ。
表示されるにはクリックされやすい画像にする必要があることをおわかり頂けただろうか。

 

 

 

まとめ:ユーザー視点で考え高精度の広告を目指す!

これらの施策を行えば、自ずとクリック率が上がり広告が上位表示されるようになる。上位表示が出来れば、さらにインプレッションを稼げる好循環が生まれ行く行くは表示1位も可能となる。もちろんこれだけでなく、広告レポートを活用分析し、広告の再グルーピング等で広告精度を高めて行く必要がある。中々奥が深い。

他にもマニュアル設定やディスプレイ広告といったものが存在し、売上を伸ばすための対策が数多く用意されている。

ひとつひとつの広告を熟知し、あなたの素晴らしい商品を露出するための高精度の広告を作り上げてほしい。

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