サイバーレコード

楽天

楽天で売れている商品の研究方法!失敗しない「5つの探し方」とリサーチ手順

「新商品を仕入れたけれど、全く反応がない」「自信作のオリジナル商品を作ったのに、在庫の山になってしまった」……楽天出店者の多くが一度は経験する、苦い失敗です。

最大の原因は、「自分が売りたいもの」と「楽天でお客さまが求めているもの」のズレにあります。楽天には楽天特有の「売れる商品の法則」があり、それは勘やセンスではなく、徹底した「リサーチ(市場研究)」によってのみ見つけ出すことができます。

この記事では、初心者でも今日から実践できる、失敗しないための「売れる商品の探し方」を5つのステップで徹底解説します。次の仕入れや商品開発で迷わないためにお役立てください。

ランキングから「需要の波」と「市場規模」を掴む

最初に見るべきは、やはりランキングです。しかし、ただ漫然と「1位の商品」を眺めるだけでは意味がありません。見るべきポイントは、「なぜ売れているか」の仮説立て「市場の独占状況」です。

「リアルタイム」と「デイリー」の使い分け

ランキングには種類があり、リサーチの目的によって見るべき場所が異なります。

  • リアルタイムランキング

    「今この瞬間」に売れているものが分かります。テレビ番組での紹介、SNSでのバズ、タイムセール開始直後の動きなどが反映されます。突発的なトレンドや、スーパーSALE中の「買い回り需要」を知るのに適しています。


  • デイリー・週間ランキング

    こちらがリサーチの本丸です。一過性のブームではなく、安定して需要がある「底堅い商品」が見つかります。商品開発や定番仕入れの参考にするなら、必ずデイリー以上を確認しましょう。


「独占市場」か「群雄割拠」かを見極める

ランキング上位(1位〜20位程度)を見たとき、以下のどちらのパターンに近いかを確認してください。

パターンA:特定の1店舗や有名ブランドが上位を独占している

この市場への参入は危険です。圧倒的なブランド力や価格競争力があるため、後発店舗が入り込む余地がほとんどありません。

パターンB:似たような商品が、複数の異なる店舗からランクインしている

これが「狙い目」の市場です。複数の店舗が売れているということは、「商品ジャンルそのもの」に強い需要があり、市場規模(パイ)が大きいことを意味します。このパターンを見つけたら、そのジャンルを深く掘り下げていきましょう。

レビュー分析で「顧客の不満」を宝に変える

「どんな商品を作ればいいか」の答えは、すべてお客様のレビューの中に書かれています。特に注目すべきは、ライバル商品の「低評価レビュー(★1〜★2)」です。

「不満」こそが最大の後発メリット

売れている商品であっても、完璧なものはありません。競合トップ商品のレビューを開き、★1と★2だけを抽出して読み込んでください。

  • 「機能は良いが、重すぎて手が疲れる」
  • 「説明書が日本語ではなく、使い方が分からなかった」
  • 「届いたときの梱包が雑で、箱が潰れていた」
  • 「画像ではピンクに見えたが、実物は茶色っぽかった」

これらはすべて、「そこさえ改善すれば、この商品より売れる」というヒントです。「軽量化する」「分かりやすい動画マニュアルを付ける」「パッケージを強化する」「色味の再現性を高めた写真を掲載する」。これだけで、すでに売れている市場の中で、競合より選ばれる理由を作ることができます。

「ポジティブな要望」も見逃さない

★4や★5の高評価レビューの中にも、ヒントは隠れています。「とても気に入りました!これのSサイズがあればもっと良かったです」や「子供用として買いましたが、大人も使えそうです」といった記述です。

ここには、「サイズ展開のチャンス」や「ターゲットの意外な広がり(ギフト需要や子供需要)」など、競合がまだ拾いきれていないニーズが眠っています。

サジェストキーワードで「検索ニーズ」を深掘りする

商品は良いのに売れない場合、その原因の多くは「誰も検索していないキーワード」で勝負していることにあります。楽天の検索窓(サーチボックス)を使って、実際にユーザーが入力している言葉を調べましょう。

サジェスト(予測変換)はユーザーの欲望そのもの

楽天の検索窓に、例えば「スマホケース」と入力すると、自動的に「スマホケース 手帳型」「スマホケース ショルダー」「スマホケース 全機種対応」といった候補が表示されます。これを「サジェストキーワード」と呼びます。

サジェストに表示されるということは、「多くの人がその言葉で検索している」という確実な証拠です。「自分ならこう呼ぶ」という思い込みを捨て、サジェストに出てくるキーワード(=楽天ユーザーの言語)に合わせた商品名や説明文を用意できるかが、アクセスの分かれ道になります。

3語目、4語目の「ニッチワード」を狙う

「スマホケース」のようなビッグワード(1語のみ)は、競合が強すぎて上位表示が困難です。そこで、さらに深掘りします。

「スマホケース ショルダー」と入力し、さらにスペースを空けると…「透明」「本革」「ブランド」「メンズ」といった3語目のキーワードが出てきます。

リサーチの段階では、この「3語掛け合わせ(複合キーワード)」まで絞り込んだ市場を探すのが定石です。例えば「スマホケース ショルダー 透明」という市場なら、競合数はグッと減り、かつ「透明なショルダーケースが欲しい」という具体的な購入意欲を持ったお客様にリーチできるため、転換率(購入率)も高くなる傾向があります。

価格帯(プライスゾーン)で「利益の可否」を計算する

売れそうな商品が見つかっても、利益が出なければビジネスになりません。参入しようとしているジャンルの「売れ筋価格帯(ボリュームゾーン)」を必ず調査しましょう。

「安すぎて儲からない」罠を避ける

検索結果を見て、上位商品の価格を確認します。もし上位が「1,000円ポッキリ」や「送料無料で数百円」の商品ばかりで埋め尽くされている場合、そこは薄利多売のレッドオーシャンです。大手企業が大量仕入れでコストを下げている可能性が高く、中小規模の店舗が同じ土俵で戦うのは危険です。

狙い目は、「少し高くても機能や品質が良ければ売れている」価格帯です。例えば、1,000円の商品が多い中で、3,000円や5,000円でもレビューが多く付いている商品があれば、そこには「安さよりも質を求める層」が確実に存在します。Step2で見つけた「不満解消」を付加価値とし、高単価でも納得される商品設計を目指しましょう。

コスト試算をリサーチ段階で行う

市場価格から逆算して、利益が残るかをシミュレーションします。

「販売予定価格 -(仕入れ原価 + 楽天手数料・決済手数料・送料)」

この計算をざっくり行い、手元に十分な利益(理想は販売価格の20〜30%以上)が残る見込みがなければ、その商品の仕入れは見送る勇気も必要です。売れてから「忙しいのに利益がない」と気づくのが一番の悲劇だからです。

サムネイル画像で「勝ち筋」をイメージする

最後に、競合の「見せ方」を研究します。楽天では、検索結果に並ぶ第1画像(サムネイル)がクリックされるかどうかで勝負が決まります。

「埋もれない画像」を作るための定点観測

狙ったキーワードで検索し、スマホの画面をスクロールして眺めてみてください。上位の商品はどのような画像を使っているでしょうか?

  • 白背景でシンプルに見せているか、使用シーンの背景があるか
  • 文字入れでアピールしている強みは何か(「楽天1位」「日本製」「即納」など)
  • 商品の色は「暖色系」が多いか、「寒色系」が多いか

もし、周りが「文字だらけの賑やかな画像」ばかりなら、あえて「シンプルで高級感のある画像」にすることで目が留まるかもしれません。逆に、周りが白背景ばかりなら、枠線やアイコンを使った画像が目立つでしょう。

「競合の中に自分の商品を並べたとき、お客さまはクリックしたくなるか?」という視点で、差別化のポイントを探ってください。

まとめ

楽天で売れる商品を研究する方法をまとめます。

  1. ランキング分析:「複数店舗がランクインしている」市場規模の大きいジャンルを見つける。
  2. レビュー分析:競合の★1〜2レビューから「顧客の不満」をリスト化し、改善案を考える。
  3. キーワード分析:サジェスト機能を使い、実際に検索されている「3語掛け合わせ」等のニッチワードを探す。
  4. 価格・利益分析:市場価格から逆算し、手数料を引いても利益が出るかを確認する。
  5. 画像分析:検索結果で埋もれないための差別化ポイントを見つける。

こうして手順を並べると、リサーチとは「勝てる確率が高い場所を探す作業」であることが分かります。まずは今日、自分の興味があるジャンルのランキングを見て、競合商品の「★1レビュー」を読むところから始めてみましょう。

<注意>本記事は執筆時点の情報に基づきます。楽天の仕様・ガイドラインは変更される場合があります。最新の情報は、必ず公式ヘルプや管理画面をご確認ください。

Visited 5 times, 1 visit(s) today

ご依頼やご相談、弊社のサービス内容に関してなど、
お気軽にご連絡ください。

Contact