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利益を守る!Amazon広告のROAS計算方法と改善のチェックリスト

Amazon広告を運用していて「ROAS(ロアス)という言葉は知っているけれど、具体的にいくらあれば正解なの?」「今の数字が良いのか悪いのか判断できない」と悩んでいませんか。
ROASは単なる「売上の倍率」ではなく、利益が出ているかどうかの羅針盤です。
この計算式と「損益分岐点」の考え方を知らないまま運用するのは、地図を持たずに航海するようなもの。
この記事では、基本の計算式から、絶対に赤字を出さないための目標ROASの設定方法、そして数値を改善するための具体的なアクションまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

基本:ROASの計算式とACoSとの関係

ROASの基本計算式

まずは基本の計算式を押さえましょう。
ROAS(Return On Advertising Spend)は、「広告費に対してどれだけの売上が上がったか」を表す指標です。

今すぐ使える計算式

ROAS(%) = 広告経由の売上 ÷ 広告費 × 100

例えば、広告費1万円を使って、5万円の売上が上がった場合。
50,000 ÷ 10,000 × 100 = 500%
つまり、「1円の広告費で5円の売上を作った」ということです。
数値が高ければ高いほど、広告の費用対効果が良いことを意味します。

Amazon特有の「ACoS」との違い

AmazonではROASの逆数であるACoS(売上高広告費比率)もよく使われます。
こちらは「売上のうち何%が広告費か」を表します。

ACoS(%) = 広告費 ÷ 広告経由の売上 × 100

ROAS 500% は、ACoS 20% と同じ意味です。
「ROASは高い方が良い」「ACoSは低い方が良い」と覚えておきましょう。

実践:損益分岐点ROASの出し方

損益分岐点の考え方

「ROAS 500%なら優秀」とは限りません。
商品の利益率によって「合格ライン」は変わるからです。
ここで重要になるのが、利益がプラスマイナスゼロになる「損益分岐点ROAS(目標ROAS)」です。

目標ROASを決める3ステップ

赤字を出さないための目標値は、以下の手順で計算します。

  1. 商品の粗利率を確認する
    販売価格から「原価・Amazon販売手数料・配送費」を引いた利益率です。
    (例:粗利率 30%)
  2. ACoSの限界値を出す
    利益を全て広告費に使ってトントンになるラインです。
    粗利率が30%なら、ACoS 30%が限界ラインです。
  3. ROASに変換する
    計算式:1 ÷ 粗利率 × 100 = 損益分岐点ROAS

【計算例】粗利率が30%(0.3)の商品の場合
1 ÷ 0.3 × 100 = 333%
この商品の場合、ROASが333%を下回ると赤字、上回ると黒字になります。
管理画面のROASが400%なら「利益が出ている」、250%なら「売れているが赤字」と瞬時に判断できます。

改善:ROASが低いときのチェックポイント

ROAS改善のチェックポイント

計算した結果、ROASが目標より低かった場合、どこを直すべきでしょうか。
原因は大きく分けて「無駄なクリックが多い(入札・KW)」「買われていない(転換率)」かの2つです。

ケース1:インプレッション・クリックはあるが売れない

「見られているのに買われない」状態です。
この場合、広告設定よりも商品ページ自体に問題があることが多いです。

  • 商品画像は魅力的か?(スマホで見やすいか)
  • 価格は競合と比べて高すぎないか?
  • レビューに悪い評価がついていないか?
  • キーワードと商品の関連性は合っているか?(例:高級志向の人に激安商品を当てていないか)

転換率(CVR)が低いまま広告費をかけるのは、穴の空いたバケツに水を入れるようなものです。
まずは商品ページの改善を優先しましょう。

ケース2:クリック単価(CPC)が高すぎる

競合が激しいキーワードで、無理に入札額を上げているケースです。
1クリックに100円払い、転換率が5%(20人に1人が購入)なら、1個売るのに2,000円かかります。
利益が2,000円以下なら赤字です。

対策としては、以下が有効です。

  • 入札額を少し下げて様子を見る
  • 「ビッグキーワード(例:シャンプー)」ではなく「ロングテール(例:シャンプー ダメージケア オーガニック)」を狙う
  • 除外キーワード設定で、関係ない検索での表示を止める

まとめ

Amazon広告の運用で迷わないためには、以下の3つを順に実施してください。

  1. 現状把握:管理画面で今のROASを確認する。
  2. 目標設定「1 ÷ 粗利率 × 100」で、絶対に守るべき損益分岐点ROASを出す。
  3. 改善:目標を下回っているなら、画像・価格・キーワードを見直す。上回っているなら、予算を増やして売上拡大を狙う。

ROASは、あなたのショップの利益を守るための最も重要なセンサーです。
まずは自社商品の「粗利率」を確認し、あなただけの合格ラインを計算することから始めましょう。

<ご注意>本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。

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