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オムニチャネル物流統合で利益率アップ!在庫の「バラバラ」を解消して売上を逃さない方法

実店舗や自社ECサイト、Amazonや楽天などのモール。
複数のチャネルで販売する「オムニチャネル」は売上アップに欠かせませんが、いざ始めてみると「EC用と店舗用で倉庫が別々になっていて非効率」「ECで買った商品を店舗で返品できず、お客様から不満の声が…」といった『物流の壁』にぶつかりませんか?
販売窓口は増えたのに、裏側の物流がバラバラのままでは、コストが膨らむだけでなく、せっかくの販売チャンスも逃してしまいます。
この記事では、店舗とECの物流を一つに統合し、ムダをなくしてお客様の満足度を高めるためのステップを解説します。
まずは自社の物流のどこを繋げればいいのか、一緒に整理していきましょう!

オムニチャネルの物流が「バラバラ」だと何が起きる?

オムニチャネル物流の課題

販売チャネルごとに物流が分断されていると、企業側にもお客様側にもさまざまなデメリットが発生してしまいます。まずはよくある「お悩み」を整理してみましょう。

在庫が偏り、販売チャンスを逃してしまう

「ECサイトでは売り切れているのに、実店舗のバックヤードには在庫が山積みになっている」。物流が分かれていると、こうした在庫の偏りが頻繁に起こります。
お客様は「今すぐ欲しい」と思っているのに、在庫を柔軟に融通し合えないため、みすみす売上を逃してしまう(機会損失)のです。

倉庫や配送のコストが「二重」にかかる

EC用の倉庫と店舗用の倉庫を別々に契約していると、それぞれに家賃や人件費がかかり、物流コストが利益を大きく圧迫してしまいます。
また、同じメーカーから商品を仕入れる際も、別々の倉庫へ納品してもらうための余計な配送料がかかるなど、見えないムダが多く潜んでいます。

「店舗受け取り」などの便利なサービスが提供できない

最近のお客様は、「ネットで注文して、仕事帰りに近くの店舗で受け取る」や「ネットで買ったサイズ違いの商品を、店舗で返品・交換する」といったスムーズな買い物を求めています。
しかし、物流が統合されていないとECと店舗の間で荷物やお金のやり取りが複雑になりすぎるため、こうした便利なサービスを提供することができません。

バラバラの物流を「統合」する3つの基本ステップ

物流を統合する3つのステップ

それでは、どうすれば物流をひとつにまとめられるのでしょうか。大掛かりに聞こえるかもしれませんが、ポイントを押さえて順番に進めれば難しくありません。

1. 店舗とECの在庫を「ひとまとめ」に管理する

第一歩は、バラバラになっている在庫データをシステム上で一つに統合することです。
店舗のレジとECのシステムを連携させ、「今、会社全体でどこに何個の商品があるか」をリアルタイムで把握できる状態を作ります。これにより、ECで欠品したときに店舗の在庫をサッと引き当てて発送する、といった柔軟な対応が可能になります。

2. 倉庫の役割を見直し、集約する

在庫データが繋がったら、次は物理的な倉庫の統合です。EC用と店舗用で分かれていた倉庫を1つの大きな拠点にまとめ(センター化)、そこからECのお客様へも店舗へも発送できるようにします。
倉庫を一つにまとめることで、家賃やスタッフの人件費を大幅にカットできるだけでなく、検品や梱包のルールも統一されて品質が安定します。

3. 配送と「返品」のルールを統一する

お客様にオムニチャネルならではの便利さを感じてもらうためには、配送と返品のルールを整えることが欠かせません。
「店舗で受け取った商品を、ECの倉庫へ直接返品できる」「ECで買った商品を、店舗に持ち込んで交換できる」といったルールを作り、その際のお金の処理や在庫の戻し方を社内でしっかり決めておきましょう。

失敗しない!物流統合のシステム選びと進め方

まとめ

全てのチャネルが繋がる「ハブ」となるシステムを選ぶ

物流を統合するためには、店舗・自社EC・モールなど、すべての情報を真ん中でさばいてくれる「在庫管理システム」や「受注管理システム」が必要です。
システムを選ぶときは、単に機能が多いかどうかではなく、自社が使っているECカートやレジのシステムとスムーズに連携できるか(自動でデータがやり取りできるか)を一番の基準に選んでください。

いきなり全てを変えず、小さく試して広げる

物流の仕組みを根本から変えるのは、現場のスタッフにとっても大きな負担になります。そのため、いきなり全店舗・全商品でスタートするのはNGです。
「まずは一部のエリアの店舗だけで、ECの返品を受け付けてみる」「売れ筋の10商品だけ、倉庫を統合してみる」といったように、小さな範囲でテスト運用を行い、現場が慣れてから全体へ広げていくのが一番安全な進め方です。

まとめ

オムニチャネル戦略は「どこでも買える」という販売の窓口を広げることばかりに目が行きがちですが、裏側を支える「物流の統合」ができて初めて、本当の意味でお客様に喜ばれるサービスになります。
物流が統合できれば、以下のような素晴らしいメリットが生まれます。

  • 在庫のロスがなくなり、販売チャンスを最大限に活かせる
  • 倉庫代や配送料のムダが減り、利益率がアップする
  • 「店舗受け取り」や「店舗返品」が可能になり、お客様がもっと買い物をしやすくなる

まずは、今の自社で「ECと店舗の間で、どんな物流のムダが起きているか」を書き出してみることから始めてみましょう。

<ご注意>本記事の内容は一般的なオムニチャネルおよび物流統合のノウハウに基づいています。各システムやECプラットフォームの仕様は予告なく変更される場合があるため、システム導入等にあたっては必ず各サービスの公式サイトにて最新情報をご確認ください。

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