楽天市場でショップを運営していると、「この割引表示、二重価格の違反にならないかな?」「気づかないうちにペナルティを受けたらどうしよう…」と不安に感じることはありませんか。
二重価格表示の違反は、過去の古い価格が残っていたり、根拠のない割引率を表示してしまったりすることで起こります。最悪の場合、お店の信用に関わるだけでなく、楽天からのペナルティにつながることもあります。
この記事では、楽天で二重価格違反にならないための基本ルールや、日々のページ更新で気をつけたいポイント、万が一指摘された際の対処法を分かりやすく解説します。まずは簡単なチェックから始めて、違反を未然に防いでいきましょう。
楽天で「二重価格違反」になりやすい表示とは?

NGな表示例と、比較対象にできる価格の種類
「◯◯円が今だけ◯◯円」「当店通常価格より◯%OFF」といった、取り消し線を使って安さをアピールする表現は要注意です。
楽天では、二重価格の元値として使える基準を公式に定めています。代表的なものは以下です。
- 当店通常価格:単に過去に売っただけでなく、楽天が定める「直近の販売実績」や「一定の販売期間」などの厳密な条件をクリアした価格
- メーカー希望小売価格:メーカーがカタログやサイト等で公表している価格(所定のエビデンス画像の掲載が必須)
- 参考小売価格・旧定価(書籍):JANコード等を用いて、楽天のシステムからデータを引用して表示する価格
これらの基準を満たさず、根拠を示せない「旧価格」や「%OFF」の表示は違反になる可能性が高いため、すぐに見直しましょう。
もし楽天から「違反の疑い」の通知が来たら?
万が一、楽天から二重価格に関する通知が届いても、焦る必要はありません。まずは落ち着いて、対象となっている商品や、指摘された表現、そして「いつまでにどう対応すべきか」を整理します。
特に見落としやすく、指摘を受けやすいのは以下の箇所です。
- 商品名や商品説明文のテキスト
- 1枚目の画像や、全ページ共通バナー内の文字
- システムで自動付与されるアイコン(バッジ)
必要に応じて、過去の受注データやメーカーの価格資料を準備し、分からないことがあれば楽天の担当窓口へ素直に確認することが解決への近道です。
RMSを使った効率的なセルフチェック法
違反を防ぐには、定期的なセルフチェックが効果的です。RMSの商品検索機能を使って、「%OFF」「割引」「定価」「参考価格」「通常価格」「半額」といったキーワードで一括検索を行います。
引っかかった商品を中心に、商品名やキャッチコピー、画像内の文字を目視で確認していきます。パソコンとスマホで見え方が違うこともあるため両方でチェックし、必ずプレビュー画面で再確認する習慣をつけておくと安心です。
なぜ気づかずに違反してしまうの?主な原因と対策

コピペや古いバナーの使い回しに注意
違反の原因として非常に多いのが、過去のページやバナーをコピーして使った際に、古い「◯%OFF」という表現が残ったままになるケースです。
また、全ページに表示される共通パーツに割引情報の設定をしたまま忘れてしまい、対象外の商品まで二重価格になってしまうこともあります。
割引アピールは、必ず根拠となるデータとセットで管理するという社内ルールを徹底しましょう。自動で文字を入れるツールを使う場合も、価格の根拠が紐付いていないときは表示させない設定が必要です。
「なんとなく」の通常価格はNG
「通常価格」や「メーカー希望小売価格」という言葉を使うなら、期間の条件を満たした販売実績や、仕入先が発行した公式な価格資料を楽天に提出できる状態にしておくことが大前提です。
もしこうした証拠を用意できないのであれば、無理に比較表現を使わず、商品の魅力や現在の価格をストレートに伝える方が安全です。他のお店の価格を参考にするのは違反になるため、絶対に避けましょう。
イベント時の見え方の変化にも気を配る
お買い物マラソンやスーパーSALEなどのイベント時、ポイントやクーポンが重なると、「実質◯割引」といった複雑な表現になりがちです。
しかし、比較の基準となるのはあくまで自店の正しい旧価格のみです。イベントに合わせて自動で表示されるバッジ機能なども仕様が変わることがあるため、クーポン切り替えのタイミング等で都度確認するようにしてください。
違反に気づいた時の正しい直し方

まずは「根拠のない表示を消す」が鉄則
もし違反の疑いがある箇所を見つけたら、まずは楽天から通知が来た商品や、よく売れている看板商品を最優先で対応します。
初動の対応として一番安全なのは、根拠資料がすぐに出せない割引表示は、一旦すべて削除することです。
商品ページだけでなく、お店のトップページにあるバナーなども全体を見渡し、自信を持って根拠を提示できる表記だけを残すようにしましょう。
項目ごとに分けて漏れなく修正する
作業の抜け漏れを防ぐには、以下のようにパーツごとに分けて修正していくのがコツです。
- 商品名・キャッチコピー:曖昧な「通常価格」という言葉を外す
- 画像・バナー:取り消し線や「大幅値下げ」といった文言を消し、新しい画像に差し替える
- 説明文・クーポン:最新の楽天のガイドラインに沿って、誤解を生まない表現に整える
直した後の確認と「社内メモ」が重要
修正が終わったら、パソコンとスマホの両方で商品ページや検索結果画面を見て、正しく反映されているかを確認します。
ここで大切なのが、「いつ・どの商品を・なぜ直したか」を社内のメモやチャットツールに記録しておくことです。
記録を残しておけば、万が一また指摘された時でもスムーズに状況を説明でき、スタッフ間での情報共有にもなり再発防止に大きく役立ちます。
まとめ
楽天での二重価格違反は、NGな表示の考え方を知ることと、定期的なキーワード検索・目視チェックで未然に防ぐことができます。
うっかりミスは、過去のページの使い回しや管理不足から起こることがほとんどです。怪しい表記を見つけたら後回しにせず、すぐに根拠のない割引表現を外すことから始めてみてください。
まずは今日、RMSの検索窓に「%OFF」や「通常価格」と打ち込んで、自店の商品に根拠のない割引表示がないか確認してみましょう。
価格の根拠をしっかり持っておくことは、違反を防ぐだけでなく、お客様からの信頼を守ることにも直結します。
安心して売上を伸ばしていくために、日々のページ更新とセットでチェックする仕組みを作っていきましょう。
<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。楽天市場の仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合がありますので、実際の設定や対応を行う際は、必ず楽天RMS公式ガイドや楽天からの通知を都度ご確認ください。
