SNSで商品はバズった、クリックもされている。それなのに「Amazonの購入率が低い」という現象にお悩みではありませんか。
その原因の多くは、SNSの投稿内容と、遷移先であるAmazonページ(特にA+コンテンツ)の「温度感のズレ」にあります。
SNSから流入するユーザーは、検索流入ユーザーとは心理状態が全く異なります。
この記事では、SNSからの熱い期待を冷まさずに購入へ繋げるための「A+コンテンツ(商品紹介コンテンツ)」の活用法を解説します。
「カタログ」ではなく「ランディングページ」としてA+を再定義し、SNS集客の費用対効果を最大化させましょう。
A+コンテンツ(商品紹介コンテンツ)とは?

画像と動画で「買いたい」を後押しする機能
A+コンテンツとは、Amazonの商品詳細ページ下部に、画像・動画・テキストを組み合わせて商品説明を追加できる機能です。
通常の商品説明文(に比べて、商品の魅力やブランドの世界観を視覚的に伝えられるため、購入率(CVR)の向上やクロスセル(合わせ買い)に大きな効果を発揮します。
なぜSNS集客にA+が必須なのか
SNSで画像や動画に慣れ親しんだユーザーは、文字だけの情報を嫌います。
A+コンテンツがないページは、SNSからの流入客にとって「情報の解像度」が急激に下がるため、離脱の主要因となります。
「SNSの続き」を見せる受け皿として、A+コンテンツの実装はスタートラインと言えます。
SNSユーザーの心理とA+コンテンツの役割

「検索」と「SNS」では求められる情報が違う
Amazon内で検索するユーザーは「スペックや価格」を比較しますが、SNS経由のユーザーは「直感や共感」を求めています。
SNSで「この使用感が最高!」という動画を見てクリックしたのに、Amazonページが文字だらけの無機質なスペック表では、ユーザーは瞬時に「自分向けではない」と感じて離脱します。
SNS活用におけるA+コンテンツの正解は、SNS投稿の世界観をそのまま延長させることです。
投稿で使われた「キーワード」「画像」「訴求ポイント」をA+の冒頭(ファーストビュー)に配置し、「ここがさっき見た商品のページだ」と安心させることが第一歩です。
スマホ閲覧率100%を前提にしたデザイン
SNSユーザーはほぼ100%スマートフォンで閲覧します。
しかし、多くのA+コンテンツはPCでの表示確認で作られがちです。
「PCで美しい横長画像」は、スマホでは「小さくて読めない帯」になります。
SNS流入を狙うなら、スマホの縦スクロールを意識し、画像内の文字サイズを大きく、情報量を絞り込む勇気が必要です。
SNSと連動させるコンテンツ制作術

クリエイティブ・マッチング
SNS投稿で「時短」を訴求したなら、A+コンテンツの1枚目も「時短」であるべきです。
ここで「高品質」や「安さ」をアピールしてしまうと、軸がぶれて離脱を招きます。
例えば、Instagramでインフルエンサーが紹介しているなら、可能であればそのインフルエンサーの使用写真や、紹介された「具体的な利用シーン」をA+内にも配置します。
これだけでコンバージョン率(CVR)は大きく変わります。
SNSクリエイティブとA+を「セット」で企画し、一貫したストーリーを作りましょう。
「比較表」でスペックの違いを即答する
SNSユーザーは「他と何が違うの?」という疑問に対する即答を求めています。
そこで役立つのが、A+コンテンツに用意されている「標準比較表」という機能です。
これは、自社商品を横並びにして機能や特徴を比較できるチャートのことです。
自社のラインナップ内で「SNSで紹介した商品」をハイライトし、「なぜこれがおすすめなのか」を一目で納得させましょう。
動画(プレミアムA+またはビデオ枠)の連携
SNSでバズったショート動画の素材があるなら、それをAmazonの商品ページにも必ず掲載しましょう。
A+コンテンツ(プレミアムA+が利用可能な場合)や、商品画像のビデオ枠に同じ動画があることで、ユーザーの記憶が繋がり、購買意欲が再燃します。
「SNSで見たあの動画」がAmazon上にもあること自体が、強力な購入の後押しになります。
モバイル特化の構成テクニック

テキストは「画像化」して大きく見せる
Amazonの仕様上、A+に入力したテキストはスマホでは小さく表示されがちです。
SNSユーザー向けには、「標準画像ヘッダー(テキスト付き)」などのモジュールを使いつつ、テキスト機能を使わずに「画像の中に大きな文字をデザインとして埋め込む」手法が有効です。
これにより、スマホの画面幅いっぱいに訴求文言を表示でき、スクロールの手を止めさせることができます。
「ブランドストーリー」で回遊させる
A+コンテンツの上部に表示されるブランドストーリー機能も活用しましょう。
SNSから来たユーザーは、その商品単体だけでなく「どんなブランドなのか」に興味を持つ傾向があります。
ブランドの世界観を伝える背景画像と、関連商品へのリンクを設置することで、万が一その商品が合わなくても、ブランド内の別商品での購入(合わせ買い)を狙えます。
効果検証と改善サイクル

Amazon Attributionでの答え合わせ
A+コンテンツをSNS向けに最適化したら、実際に効果が出ているかを確認します。
ここで必須となるのがAmazon Attribution(アトリビューション)です。
「SNS向けにA+画像を差し替えた期間」と「そうでない期間」で、リンククリック後の購入率がどう変化したかを計測します。
「SNSのいいね数」ではなく「Amazonでの購入率」を正解とし、A+の画像や訴求順序を微調整し続けることが重要です。
ABテスト機能の活用
「商品紹介コンテンツの管理」画面にあるABテスト機能(コンテンツの実験)を使えば、SNS流入に強いコンテンツを特定できます。
「エモーショナルな画像」と「機能説明メインの画像」のどちらが、自社のSNSフォロワーに刺さるのか。
実際のデータに基づいてA+を最適化していきましょう。
まとめ
SNS集客を成功させる鍵は、集客数ではなく「受け皿の強化」です。
まずはSNS投稿を見返し、遷移先のA+コンテンツと画像のトーンや訴求が一致しているか、スマホで確認してみてください。
違和感があれば、A+の冒頭を「SNS投稿と同じ画像のバナー化」に差し替えるだけで、離脱率は大きく改善します。
一貫した導線設計こそが、Amazon売上アップの最短ルートです。
<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。最新の情報は、必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。
