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利益を最大化する!Amazon BIツールの活用方法と外部ツールの選び方

Amazonでの販売データは日々蓄積されていますが、「セラーセントラルの画面を行ったり来たりするのが面倒」「Excelでの集計作業に時間を取られ、分析まで手が回らない」と悩んでいませんか。
そんなショップ運営の課題を解決するのが「BIツール(ビジネス・インテリジェンス・ツール)」です。
BIツールは単なる「データのグラフ化ソフト」ではありません。
店舗の現状をリアルタイムで診断し、「次に何をすべきか」を教えてくれるナビゲーターです。
この記事では、BIツールの基礎知識から、Amazon公式の無料機能の徹底活用術、さらには外部ツールを使った高度な利益管理まで、初心者から中級者まで役立つノウハウを網羅的に解説します。

「Amazon BIツール」とは?

BIツールの役割とメリット

Excel集計と何が違うのか

多くの担当者が、セラーセントラルからレポートをダウンロードし、Excelで加工して日報を作っています。
しかし、これには以下のデメリットがあります。

  • 時間のロス:集計作業自体に時間がかかり、分析する時間がない。
  • 情報の遅れ:昨日のデータを見るのが精一杯で、リアルタイムの異変(急な在庫切れや広告費高騰)に気づけない。
  • 属人化:担当者しか数字の出し方が分からず、チームで共有できない。

BIツールは、Amazonのシステム(API)と直接つながり、これらのデータを「全自動」で取得・集計・可視化します。
朝起きたら、すでに分析されたグラフができあがっている状態を作れるのが最大のメリットです。

Amazon公式の分析機能を使い倒す

外部ツールを導入する前に、Amazonが無料で提供している強力な分析機能を使いこなせているか確認しましょう。
実は、多くのセラーが見落としている「お宝データ」が眠っています。

ビジネスレポート:ASIN別の健康診断

基本中の基本ですが、見方が重要です。
「親商品別詳細ページ 売上・トラフィック」のレポートを使い、以下の指標を定点観測します。

指標 意味 対策のアクション
セッション数 来店客数 減っていれば、検索順位の低下やメイン画像の魅力不足を疑う。
広告露出の拡大、SEO対策、画像変更
ユニットセッション率 転換率(CVR) 減っていれば、価格競争力の低下や悪いレビューの影響を疑う。
クーポン発行、商品紹介コンテンツ(A+)の改善

ブランド分析(ABA):検索クエリパフォーマンス

ブランド登録セラーが使える最強の無料BI機能です。
特定のキーワードで検索された際、自社商品が「何回表示され、何回クリックされ、何回カートに入り、何回買われたか」が全て数値化されます。
「表示されているのにクリックされていない(=画像が悪い)」や「カートに入ったのに買われていない(=価格や配送日が悪い)」といった具体的なボトルネックが特定できます。

外部BIツール導入のメリットと選び方

外部BIツールの比較と選び方

月商が数百万円を超えてくると、公式機能だけでは「正確な利益」の把握が難しくなります。
ここでサードパーティ製BIツール(Ubun BASE、Seller Sprite、Perpetuaなど)の出番です。

外部ツールでしかできないこと

  1. 真の利益(粗利)の可視化
    原価を入力することで、Amazon手数料、広告費、送料、クーポン値引きなどを全て差し引いた「最終的に手元に残る利益」をリアルタイムで算出できます。
  2. オーガニックと広告の切り分け
    「売れた!」と思っても、それが広告経由ばかりでは利益が出ません。
    自然検索(オーガニック)での売上比率を可視化し、広告依存度(TACOS)を管理できます。
  3. 在庫回転と発注アラート
    過去の販売速度から「あと何日で在庫が切れるか」を予測し、発注タイミングを通知してくれます。機会損失(在庫切れ)を防ぐための必須機能です。

上級者向け:Amazon QuickSightでの自社構築

さらに規模が大きく、自社の基幹システムとも連携したい場合は、Amazon SP-APIを活用し、AWSのBIツールであるQuickSightで独自のダッシュボードを構築する方法もあります。
エンジニアリソースが必要ですが、自社独自のKPI(例:LTV、定期便継続率など)を自由に設計できるため、年商数億円規模のセラーには推奨される選択肢です。

実践!BIツールを使った毎日のルーティン

日々のデータチェックフロー

ツールを導入しても、見なければ意味がありません。
以下のようなルーティンを確立しましょう。

【日次】朝10分の健康チェック

  • 昨日の粗利益額:目標に対してプラスかマイナスか。
  • TACOS(対売上広告費比率):利益を圧迫していないか(目安15〜20%以下など)。
  • アラート確認:在庫切れ警告、カートボックス取得率の急落、悪いレビューの着弾がないか。

【週次】定例ミーティングでの深掘り

  • ASIN別セッション推移:先週行った施策(画像変更や広告調整)の効果が出ているか。
  • キーワード順位変動:狙っているメインキーワードでの検索順位が上がっているか。
  • 在庫年齢(FBA長期保管):回転の悪い商品は値下げや広告強化で処分を進める判断を。

まとめ

Amazon BIツール活用は、段階を踏んで進めるのが成功の鍵です。

  1. まずはビジネスレポートブランド分析で、無料で得られるデータの見方をマスターする。
  2. 利益管理や広告運用が複雑になってきたら、外部BIツールを導入して「粗利」と「在庫」を見える化する。
  3. さらに独自性が高まれば、SP-API + QuickSightでの自社構築へ進む。

データは「集める」ためではなく、「次のアクションを決める」ためにあります。
今日からExcelでの手作業をやめ、BIツールを使って、ショップの成長スピードを加速させましょう。

<ご注意>本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。Amazonの仕様や各ツールの機能、名称は予告なく変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトやセラーセントラル等をご確認ください。

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