Amazonで出品を続ける中で、突然「書類を提出してください」と通知が来て戸惑ったことはありませんか?何を準備すればいいのか、どの順番で進めれば安心なのか分からず、不安になる方も多いはずです。この記事では、コンプライアンス提出の基本的な流れや注意点、よくあるつまずきポイントをやさしい言葉で整理していきます。慌てず落ち着いて対応できるよう、一緒に手順を確認していきましょう。
現状の確認をする

まずは、通知を正確に読み解くことが重要です。通知に書かれている事実と求められている事項を分けて整理しましょう。「事実」と「要求」を分けて読むことで、次にやるべきことが見えやすくなります。
通知から読み取るべき重要情報
通知の全文を丁寧に読み、Amazonが何を根拠に、何の書類を求めているのかを正しく把握することが第一歩です。具体的には、対象となっている商品ID(ASIN)と自社のSKU、関連する注文IDやブランド名、そして指摘の種類(真贋、安全性、表示問題、知的財産など)を確認します。さらに、提出が求められている書類の種類や、提出先と方法(フォームや「コンプライアンス」メニューなど)も漏らさずチェックしてください。
影響範囲の把握と情報収集
次に、対象商品の在庫数や出品状況(出品中か停止中か)を確認し、影響範囲を把握します。影響を広げないため、状況に応じて該当商品の出荷停止や一時的な出品停止も検討しましょう。
あわせて、すぐに提出できるように関連情報を集めます。商品IDや型番などの基本情報に加え、仕入先情報(正式な会社名、住所、連絡先)や、購入時の請求書・注文書を用意します。商品の外箱やラベルの写真、販売ページのスクリーンショットなども証拠として役立ちます。特にインボイスには「具体的な品名」の記載が必須ですので、必ず確認してください。
なぜ通知が来たのか? 原因を見極める

通知の指摘が何に由来するかを整理すると対応しやすくなります。停止理由を正確に分類することで、必要な証拠や対応策が明確になります。
主な停止理由4パターン
通知の内容は、大きく分けて以下の4つのパターンに分類されます。
1つ目は「真贋(本物かどうか)の疑い」です。これは正規の仕入ルートから購入したか、請求書に不備がないかが問われます。2つ目は「製品安全・規制」で、電気用品や玩具などが対象となり、必要な試験報告書や認証(PSEなど)があるかが確認されます。3つ目は「表示・商品説明の違い」です。商品ページの説明と実物が一致しているか、禁止表現を使っていないかがポイントです。4つ目は「知的財産権の侵害」で、権利者からの申し立てや、ブランド名の不適切な使用などが原因となります。
事実確認と証拠の方向性
通知の指摘と自社の実態を照らし合わせます。例えば「偽造品の疑い」と指摘があっても、実際は商品ページの記載ミスによる小さなズレが原因であることもあります。問題があった場合は正直に認め、是正内容を説明しましょう。透明性のある説明が信頼につながります。
証拠書類は指摘の種類に合わせて用意します。真贋疑義なら「正規請求書」、製品安全なら「試験報告書」、表示違反なら「修正済みの商品ページやラベル写真」、知的財産なら「使用許可書」などが有効です。
復旧に向けた動きと書類準備

復旧には段階的な対応と、提出書類の質が重要です。手順を踏んで迅速に整えることが、再開への近道となります。
復旧までのステップ
復旧作業は順序立てて進めます。まず通知の要件を正確に理解し、影響範囲を確認します。次に原因を特定し、必要な証拠を収集します。集めた書類はスキャンして整理し、ASINと紐付けます。その上で、事実のみを簡潔にまとめた説明文を作成し、最終確認を行ってから提出します。提出後は控えを保管し、追加要請に備えましょう。アカウント停止の場合は、改善計画書(POA)の提出期限を最優先してください。
必要な書類とポイント
提出書類にはそれぞれ重要なポイントがあります。
- 仕入請求書:仕入先・購入者の情報、日付、商品名・数量・単価などが必須です。商品名や型番がASINと対応していることを確認してください。
- サプライヤーレター:仕入先からの販売許可証明として、レターヘッド付きの公式文書を用意します。
- 試験報告書/適合証明:製品安全に関する証明書は、試験規格や対象製品の型番が一致しているか確認します。
- 商品写真:外箱、ラベル、型番などが分かる写真を複数角度から撮影します。
これらに加え、過去の販売実績や検品手順書などを補足資料として提出すると、運用の信頼性が高まり、評価を後押しします。
書類の提出とその後

提出前の準備と、提出後の追加対応に備えることが重要です。書類の品質が結果に直結しますので、丁寧に整えて提出してください。
提出前の最終チェック
書類を提出する前に、画質や内容の整合性をチェックします。文字がはっきり読める解像度(PDF推奨)であるか、会社名や住所などの情報が各書類で一致しているかを確認しましょう。日本語資料には必要に応じて英訳を添付し、ファイル名にはASINやSKUを明記します。個人情報については、必要な情報(商品情報や仕入先情報)は隠さず、不要な部分のみ最小限のマスキングを行います。
説明文の書き方と追加対応
提出時の説明文は簡潔さが命です。「何を指摘されたか(理解)」「どう修正したか(是正)」「今後どう防ぐか(再発防止)」「添付資料が何を証明するか」の4点を明確に記述します。
もしAmazonから追加情報の提出を求められた場合は、質問項目ごとに整理して回答します。すでに提出した資料を参照する場合はその箇所を明示し、新たな証拠はASINとの対応関係をはっきりさせましょう。
まとめ
通知を受けたらまず全文を読み、該当商品や在庫範囲を洗い出し、仕入れ証拠や販売ページのスクショを集めましょう。
停止理由に合わせ必要書類を整理し、スキャンや翻訳を整えて提出します。提出時は説明文を簡潔にまとめ、何をしたかと今後の対策を明記しましょう。
写真は複数角度で撮り、証拠はできるだけ時系列で整理しておくと説明が伝わりやすくなります。
焦らず一つずつ進めて、まずは要点を書き出して始めましょう。
<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。最新の情報は、必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。
