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Amazon出品で廃盤商品が出た時の対応ガイド:在庫処理から顧客対応までを解説

「仕入れている商品が廃盤(生産終了)になってしまった…」そんな時、残った在庫をどう処理すればいいか困っていませんか?
Amazonでの廃盤対応は、今の在庫をどうするかという問題だけでなく、お客様への対応やAmazonの厳しいルールを守るための正しい手順を踏むことがとても大切です。

この記事では、在庫をムダにせず上手に売り切るための具体的な対処法を解説します。
焦らず一つずつ進めていけば、無理なく廃盤在庫をスッキリ片づけられますので、一緒に取り組んでいきましょう。

「どこから手をつけるか」優先順位を決める

廃盤商品がいくつもある場合、すべてに同じ時間をかけるのは大変です。
全体を見渡して、お店への影響が大きいものから順番に手を付けていきましょう。

売上への影響で優先順位をつける

対応の優先順位は、「どれくらい売れているか」「在庫がどれくらいあるか」「利益は出ているか」で判断します。
まず一番に優先すべきは、最近よく売れていた「売れ筋商品」の廃盤です。
これが急に売れなくなると売上に大きなダメージが出るため、急いで残りの在庫を確保するか、代わりになる商品を探す必要があります。

次に優先するのは「在庫が多すぎる商品」です。
そのまま放置するとAmazonの倉庫保管料ばかりがかかってしまうため、早めに値下げして売り切るか、手元に戻す(返送する)などの処分を考えます。
逆に、あまり利益が出ていない商品は、手間をかけて売るよりも早めにあきらめて処分したほうが良いケースも多いです。

商品IDと在庫状況の確認

順番が決まったら、在庫管理画面で商品の状態を確認します。
Amazonの商品番号(ASIN)や自社の管理番号(SKU)を使って、今いくらで出品しているか、どこに保管しているかをチェックしましょう。

特に注意したいのは、FBA(Amazon倉庫)にある在庫です。
倉庫にある限り保管料が発生し続けるため、スピーディーな決断が求められます。
一方で、自分たちで発送している手元在庫の場合は、Amazon上の在庫数を「ゼロ」にするだけで一旦販売をストップできるため、慌てずに対処できます。

ライバルと自分の状況を確認する

商品ページを見て、自分が「カート」を取れているかを確認します。
もしライバルが少なくて自分がカートを取れているなら、価格を下げずに利益を確保しながら売り切る作戦が有効です。
逆に、ライバルが多くて価格競争が激しいなら、早めに値下げをして逃げ切るか、販売自体をやめる(撤退する)ことも検討しましょう。

メーカーへの状況確認と証拠の集め方

廃盤の話を聞いたら、事実をしっかり確認することが後々のトラブル防止につながります。

メーカーや仕入れ先に聞くべきこと

具体的には、「本当に生産が完全に終わる時期」「メーカーに最終在庫が残っているか」「新モデル(後継品)が出る予定はあるか」の3点を聞き出します。

あわせて、商品ページの画像はそのまま使って良いか、購入後のお客様への修理サポートなどはいつまで対応してもらえるのかも確認しておくと安心です。

データ分析と証拠の保存

自分たちの販売ペースから「あと何日で在庫がなくなるか」を計算し、返品が多い商品は早めの処分を決めます。
そして、ここが一番重要なのですが、廃盤の案内メールや仕入れ時の請求書、商品の写真は必ずデータ(PDFや画像)として保存しておいてください。
廃盤後に突然Amazonから本物かを疑われた時、これらの書類が『正規ルートで仕入れた証明』としてアカウントを守ってくれます。

在庫をそのまま「売り切る」か「販売をストップする」か

状況に合わせて「売り切る」か「販売をストップする」かを選びましょう。

廃盤確定後の判断基準とAmazonのルール

もし廃盤の理由が、商品に欠陥があったなどの「リコール」である場合は、すぐに出品を止めて、FBA在庫の返送や廃棄手続きを行ってください。
単なるモデルチェンジなどの「通常の廃盤」であれば、適正な価格で売り切るか、手元に戻して他のサイトで売るかを判断します。

Amazon上の操作として、売り切る場合はそのまま販売を続け、やめる場合はセラーセントラルで「出品を終了」にします。
FBA在庫を回収したい場合は、「返送/所有権の放棄依頼」という手続きを行って倉庫から出してもらいます。

ここで絶対に注意してほしいのが、新モデル(後継品)を売る時は、古い商品ページを使い回さず「新しい商品ページ(ASIN)」を作るのがAmazonのルールだということです。
レビューを引き継ぎたいからといって、古いページの中身を新しい商品に書き換えたりすると、お客様の混乱を招くだけでなく重いペナルティの対象になります。

代わりの商品の提案と、丁寧なお客様対応

廃盤は残念なことですが、新しい商品をおすすめするチャンスでもあります。
新しい提案と丁寧な対応で、お客様の信頼をさらに深めましょう。

代わりになる商品(後継品)の探し方と提案

お客様が代わりに買える商品を探す時は、「同じように使えるか(機能・互換性)」「似たような価格と見た目か(価格・デザイン)」「今後も安定して仕入れられるか(供給)」の3つを基準に選びます。

良い商品が見つかったらお客様にご案内したいところですが、新旧モデルを無理やり「バリエーション(色違いなど)」としてまとめるのは、Amazonでは『バリエーションの乱用』という規約違反になる可能性が高いためNGです。
安全に案内したい場合は、Amazonのサポートに依頼して「新しいモデルがあります」というリンク(ウィジェット)を表示してもらうか、商品説明文の中で丁寧にお知らせするようにしましょう。

在庫切れになってしまった時のお客様対応

もし、注文が入った後に「実は廃盤でもう在庫がなかった!」と気づいた場合は、すぐにお客様に謝罪の連絡を入れます。
この時、お客様からの返信やキャンセル依頼を待っていると、Amazonのシステム上「出荷遅延」になってしまいアカウントに傷がつく恐れがあります。
そのため、まずはお詫びのメッセージを送り、速やかに「出品者都合(在庫なし)」としてキャンセルと返金処理を行うのが、Amazonにおける正しい対応ステップです。

まとめ

廃盤対応は、「優先順位を決める」「事実と証拠を集める」「Amazonで正しく処理する」「丁寧にお客様に対応する」の4つのステップで進めます。
まずは売れ筋商品や、倉庫に多数残っている商品から着手し、メーカーに詳しい状況を確認しましょう。

廃盤は一時的なピンチに感じますが、在庫を見直して新しい売れ筋商品を見つける絶好のチャンスでもあります。
Amazonのルールをしっかり守りながら、焦らず一つずつ片付けていきましょう。

<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。最新の情報は、必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。

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