Amazonで販売をしていると、「なかなか商品が売れず、倉庫にずっと残っている…」と悩んでいませんか?
そんな売れ残り商品によって利益が減ってしまう原因として、特に気をつけたいのが「AmazonFBAの長期保管手数料」の存在です。
FBAは配送を任せられるとても便利なサービスですが、商品を長期間預けっぱなしにすると、毎月の保管料とは別に「ペナルティとしての追加費用」がかかってしまいます。
さらに、2026年4月15日からは、この長期保管に関する手数料のルールがより厳しく変更(最低手数料の新設と値上げ)されます。
そこで今回は、今回のルール変更の内容と、今すぐやるべき対策について解説します。
Amazon FBAの長期保管手数料とは?

Amazon FBAは、商品の保管から梱包、発送までをAmazonが代わりに行ってくれるとても便利な仕組みです。
しかし、Amazonの倉庫の広さには限りがあるため、売れない商品がずっと場所を取り続けると、他の新しい商品が置けなくなってしまいます。
それを防ぐために、一定期間以上売れずに残っている在庫に対して、通常の保管料に上乗せして請求されるのが「長期保管手数料」です。
この手数料は、毎月15日の「在庫チェック日」を基準に計算され、対象になってしまうとせっかくの利益がごっそり減ってしまうため、日頃からの在庫チェックがとても大切になります。
保管期間365日超えの最低手数料が20円に

今回のルール変更で一番注意したいのが、倉庫に365日(1年)以上ある商品に対して、「最低手数料」が設定されたことです。
これまでは、本やCDなどのメディア以外の商品にはこの「最低料金」はありませんでしたが、今後は1年以上預けている全商品に対して「商品1個あたり最低20円」の手数料が新しくかかります。
また、本やCDなどのメディア商品についても、これまで「1個あたり10円」だった最低手数料が「1個あたり20円」へと2倍に値上げされます。
この新しいルールは2026年4月15日からスタートし、最初の請求は2026年4月22日に行われますので、古い在庫を持っている方は早めの見直しが必要です。
最低手数料が利益を圧迫する理由
「1個あたりたったの20円」と思って油断するのはとても危険です。
たとえば、単価が安い文房具や小さな雑貨などが1,000個、1年以上売れ残ってAmazonの倉庫にあると想像してみてください。
この場合、毎月15日が来るたびに「1,000個 × 20円 = 20,000円」もの手数料が、通常の保管料とは「別枠」で引かれ続けることになります。
もともと1個あたりの儲けが少ない商品の場合、この追加コストは非常に痛く、数ヶ月放置しただけでせっかく稼いだ利益がすべて消えてしまう恐れがあります。
保管期間ごとの詳細な手数料体系(2026年4月15日以降)
Amazon FBA 長期保管 手数料は、10cm × 10cm × 10cm(1,000立方センチメートル)のサイコロのような体積を基準に、預けている日数が長くなるほど高くなる仕組みです。
2026年4月15日以降の具体的な料金の目安は以下のようになります。
- 保管期間 271日~300日:16.662円
- 保管期間 301日~330日:17.475円
- 保管期間 331日~365日:18.085円
- 保管期間 366日以上:34.239円
保管期間が366日以上(メディア以外は365日以上)になる場合、体積で計算した金額と「商品1個あたり20円」を比べて、高い方の金額が自動的に請求されるルールになっています。
※表示価格はすべて10%の消費税込みです。
手数料の発生を防ぐ! セラーが今すぐとるべき推奨アクション

この高い追加手数料を避けるためには、毎月15日のチェック日が来る前に対策をしておくことが絶対条件です。
Amazonもオススメしている通り、まずは管理画面(セラーセントラル)で「在庫の状況」を定期的に確認し、売れ残っている商品がないかを早く見つけ出しましょう。
そして、うっかり放置してしまうミスを防ぐためにとても便利なのが、「自動返送/廃棄設定」を使うことです。
たとえば、今回のルールで高いペナルティがかかり始める少し前の「保管日数が271日を超える在庫」を対象にして、商品を自動で手元に戻したり、捨てたりする設定にしておくのがオススメです。
「手元に戻したり捨てるのにもお金がかかるからもったいない」と思うかもしれませんが、売れない商品に毎月高いペナルティを払い続けるよりも、一度手放してしまったほうが、結果的にマイナスをぐっと減らすことができます。
自分ですべてをチェックするのは限界があるので、こうした自動で動いてくれる機能を取り入れることが、利益を守るコツになります。
まとめ
この記事では、2026年4月15日から始まる「Amazon FBAの長期保管 手数料」のルール変更について解説しました。
新しいルールでは、特に1年以上預けっぱなしの在庫に対して「1個あたり最低20円」という厳しいペナルティがかかるようになります。
単価が安く、儲けが少ない商品をたくさん預けている場合、この手数料のせいで思わぬ赤字になってしまうかもしれません。
物販ビジネスでしっかり利益を出していくためには、売上を増やすだけでなく、こうした「見えないコスト」を減らす工夫がとても大切です。
ルールが変わる前に、ご自身の在庫状況をもう一度確認し、自動返送の機能などをうまく使って、無駄な出費のないスマートなFBA運用をめざしましょう。
<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。
Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。
最新の情報は、必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。
