Amazon FBAで商品を販売するには、Amazonの倉庫へ商品を送る「納品手続き」が必要です。
しかし、現在の納品画面は入力項目が多く、「輸送箱ラベルの作り方が分からない」「どこを操作すればいいの?」と戸惑ってしまう方も少なくありません。
この記事では、初心者の方がスムーズに作業できるように、在庫の選択からラベルの印刷、発送通知までの手順を解説します。
各ステップで迷いやすいポイントも整理しましたので、実際の画面と照らし合わせながら進めてみましょう。
ステップ1:発送する在庫を選択・梱包の詳細を指定する

納品手続きは、「どの商品を、どのような荷姿で、何個送るのか」をシステムに登録するところから始まります。
この工程は、後の配送料金の算出や、ラベル作成の基礎となる大切なステップです。
1. SKUの選択とリストの確認
まず、セラーセントラルの「納品プラン作成画面」を開き、在庫一覧から今回発送する商品(SKU)にチェックを入れます。
FBA在庫として登録されている商品が表示されますので、配送元住所が正しいことを確認した上で、対象商品を選びましょう。
2. 梱包タイプの詳細設定
次に、商品ごとの「梱包タイプ」を指定します。
これは、商品がどのように梱包されてAmazon倉庫に届くかをシステムに知らせるための区分です。
以下の2つの選択肢から、実態に即したものを選んでください。
個別の商品
異なる種類の商品(SKU)を1つのダンボール箱にまとめて入れる場合や、メーカー出荷時の箱とは異なる箱で送る場合はこちらになります。
メーカー梱包
同一のSKUのみが含まれ、メーカーから出荷された状態のまま(専用の箱など)で納品する場合に選びます。
この場合、1箱あたりの入数があらかじめ決まっているため、箱数と1箱あたりの商品数を入力すれば総数が自動で計算されます。
3. 輸送箱情報の詳細入力
SKUと数量を決めたら、実際に梱包したダンボール箱の構成(重量と寸法)を入力していきましょう。
状況に合わせて以下のパターンから選択します。
すべて1つの輸送箱に収まる場合
納品する全商品が1個のダンボールに入っている場合はこれを選びます。
その1箱の重量(kg)と寸法(cm:縦・横・高さ)を入力します。
複数の輸送箱が必要な場合
商品が2箱以上に分かれる場合に選択します。
画面の指示に従い、どの箱にどの商品が入っているかの内訳を入力するか、あるいは箱ごとの重量・寸法のみを入力するかを指定します。
入力が完了したら、「梱包準備完了」および「個数を確認して次へ」をクリックし、ステップ2へ進みます。
この時点で納品プランが確定し、出荷IDが発行される流れとなります。
ステップ2:出荷通知を送信する

在庫と輸送箱情報の確定後は、具体的な配送スケジュールの登録へと移ります。
ここでは、いつ発送するか、どの業者を使うかをAmazonに伝えます。
1. 出荷予定日の入力
カレンダーから「出荷予定日」を選択します。
これはあくまで予定日なので、実際に集荷や持ち込みを行う日を入力すれば大丈夫です。
倉庫側での受領準備の目安として使われます。
2. 配送モードの選択
配送の規模に応じてモードを選びましょう。
個口配送(SPD)
通常の宅配便(ダンボール箱単位)で納品する場合はこちらです。
多くの出品者にとって一般的な方法となります。
パレット配送(LTL)
トラックチャーター便などを使用し、商品をパレットに積載した状態で納品する場合に選択します。
大量納品を行う際の手法です。
3. 配送業者の指定
利用する配送業者を指定します。
ここでの選択は、後のラベル出力や料金支払いのプロセスに関わってきます。
A. FBAパートナーキャリアを利用する場合
Amazonと提携している配送業者(ヤマト運輸など)を利用する方法です。
配送料金をセラーセントラルのアカウント残高から引き落とすことができ、割引運賃が適用される場合もあります。
配送伝票の作成手間が省けるのもメリットです。
B. その他の配送業者を利用する場合
自社で契約している配送業者や、パートナーキャリア以外の宅配便を利用する場合はこちらを選択し、ドロップダウンリストから業者名を選びましょう。
ステップ3:輸送箱ラベルを作成・印刷する

このステップでは、梱包したダンボール箱に貼るためのラベルを作っていきます。
Amazonの倉庫では、このラベルをスキャンして受領処理を行うため、鮮明な印刷が大切です。
輸送箱ラベルの生成と印刷
入力された箱数とサイズ情報に基づき、システムがPDF形式のラベルを生成します。
「輸送箱ラベルを印刷」ボタンをクリックしてファイルをダウンロードしましょう。
なお、選択した配送業者によって出力されるラベルの仕様が少し違ってきます。
FBAパートナーキャリアの場合
「配送伝票(送り状)」と「FBA輸送箱IDラベル」がセットになった一体型のシートが出力されることがあります。
これを印刷して箱に貼るだけで発送準備は完了です。
その他の配送業者の場合
Amazon専用の「FBA輸送箱IDラベル」のみが出力されます。
配送業者の送り状(伝票)は、別途ご自身で用意し、FBA輸送箱IDラベルと並べて箱に貼る必要があります。
印刷したラベルは、輸送箱の天面(開封時にカッターを入れる場所を避け、平らな部分)に見やすく貼るようにしましょう。
ステップ4:追跡情報を入力して完了

商品の発送手配が済んだら、最後に「追跡情報」の連携を進めます。
Amazon側で荷物の到着状況を把握し、受領遅延を防ぐための大切な手続きです。
お問い合わせ番号の入力
FBAパートナーキャリア以外を利用した場合は、配送業者が発行した送り状(控え)を確認してください。
そこに記載されているお問い合わせ番号(追跡番号)を、Send to Amazonの画面に入力します。
複数の箱がある場合は、それぞれの箱に対応する番号を正確に入力していきましょう。
なお、FBAパートナーキャリアを選択した場合は、システム上で自動的に追跡番号が連携されるため、手動での入力は必要ありません。
納品手続きの完了
すべての情報の入力と確認が完了したら、画面上の「すべて完了としてマーク」をクリックすれば終了です。
あとは配送業者が商品をAmazon倉庫へ届け、受領処理が開始されるのを待ちましょう。
まとめ
この記事では、Amazon FBAの納品手続きにおける一連の流れを見てきました。
手順が多く感じるかもしれませんが、重要なポイントは以下の3点に絞られます。
- 在庫と梱包情報の正確な入力:後から変更できないため、確定前に必ず確認すること。
- 適切なラベルの作成と貼付:配送業者に合わせたラベルを選び、スキャンしやすい位置に貼ること。
- 追跡情報の確実な連携:パートナーキャリア以外の場合は、忘れずに入力して受領遅延を防ぐこと。
これらのステップを一つずつ丁寧に進めれば、商品は無事にAmazon倉庫へ届き、スムーズに販売がスタートできるはずです。
慣れてくれば効率的に納品作業を行い、売上拡大を目指していきましょう。
<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。
Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。
最新の情報は、必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。
