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アカウント停止を回避!Amazon知的財産権トラブルの対処法と復活の手順を解説

Amazonで出品していると、「突然商品ページが削除された」「知的財産の申し立てが来て何をすればいいかわからない」と不安になることはありませんか。
知的財産権トラブルは手続きや確認事項が多く、慌てるほど対応を誤りがちです。

この記事は、そんな初動で迷わないように、まず確認すべきポイントと落ち着いて進めるための具体的なステップをやさしい言葉でまとめました。
被害を最小限にして、できるだけ早く通常の販売に戻せるよう一緒に確認していきましょう。

受け取った通知でまず確認すること

受け取った通知でまず確認すること

届いた通知を正確に紐解くことが初動の鍵です。
感情的にならず、事実を並べて「何が指摘され、どこに影響が出ているか」を見える化します。
ここを丁寧に押さえると、後の作業が短時間で進み、説明の手戻りという落とし穴も避けられます。

通知の種類を特定する

通知は商標・著作権・特許・意匠などに分かれます。
対象権利の種類とASINをすべてリスト化し、どの記述や画像・構造が問題視されているのか、仮説でよいのでメモを残します。

ここでの課題は「論点の取り違え」。
権利の種類ごとに見る観点が異なるため、早い段階で視点を合わせておくと後工程が効果的な順序で進みます。

差出人と申立ての根拠を確認する

差出人名・連絡先・Seller Central上の同通知の有無、商標番号や特許番号などの根拠が明記されているか確認します。
公的データベースで登録状況を照合し、名義や区分、存続期間をチェック。

なりすましの可能性や、権利範囲外の主張という壁がないかも点検します。
根拠が薄い場合でも、事実確認の姿勢は崩さず、記録を整えることが後の反通知(異議申し立て)の説得力につながります。

影響範囲を把握する

アカウント健全性で対象ASIN数と警告内容を確認。
商品ページの表示状態、在庫(特にFBA)やマケプレ在庫の動き、類似ASINの有無まで見ます。

影響範囲の可視化は、停止・返送・差し替えといった打ち手の優先順位を決める基礎です。
見落としがあると、同系ページの記載や画像の使い回しが原因で再発するリスクがあるため、ここで網羅性を確保します。

IPクレーム受領時の優先行動フロー

IPクレーム受領時の優先行動フロー

まずは落ち着いて優先順に対応することが重要です。
順番を固定化しておくことで、担当者が代わってもブレずに進められます。

優先順の全体像

  1. 通知種類・差出人を確認する
  2. 影響ASINを一覧化する
  3. 必要な証拠を速やかに収集する
  4. 該当商品の出品停止・FBA対応を検討
  5. 異議申し立て(反通知)を準備・提出する
  6. 必要に応じて専門家に相談する

この順序は、被害拡大を止める → 事実を整える → 主張を出すという流れに沿っています。
途中で新事実が出たら、記録へ必ず追記します。

出品停止・在庫の一時対応

対象ASINの販売や広告は一時停止し、FBA在庫は区分管理や返送も検討します。
暫定措置の徹底は、アカウント全体への波及を抑える現実的な防波堤です。
ここでの判断が遅れると、購入者対応や評価にも影響が出るため、方針をチームで素早く共有します。

専門家への相談判断

特許・意匠など技術判断が絡む場合や、大量ASINの同時停止など影響が大きい状況では、初動から弁護士や弁理士へ相談する選択肢を用意しておきます。
相談基準の事前整理は、迷いを減らし対応スピードを上げる伸びしろになります。

初動対応と証拠の集め方

初動対応と証拠の集め方

反論の前に、証拠を整えて説明できる形にすることが重要です。
観察可能な事実を中心に積み上げると、説得力が増し、Amazonや申立人とのやり取りもスムーズになります。

通知文と出品ページの保存方法

通知メールやSeller Centralの画面は、日時・URL・申立て番号が分かる形でスクリーンショットやPDF保存。
対象ページの画像、商品説明、バリエーション、ブランド表示などすべてを保存します。

生成AIで作成した素材を使っている場合は、制作過程や編集履歴も含めてください。
原データの保全が後の主張の土台になります。

仕入れ証拠と商品情報の収集

正規仕入れの証明(請求書・納品書)、権利者からの使用許可、入庫・検品記録、自社製造なら製造委託書類・設計図・商標登録証を速やかに集めます。
ファイルには通し番号を付け、本文から「証拠001」のように参照できるようにすると、説明の一貫性が保てます。

社内での事実確認と記録

「いつ・誰が・どの素材を使用したか」を時系列で整理し、取引先や権利者とのやり取りも保存します。
問題が見つかった場合は発生箇所と原因を正直に記録。
ここを曖昧にすると、後で矛盾が生じる落とし穴があります。誠実な記載が最終的な解決の近道です。

異議申し立て(反通知)の作成・提出と流れ

反通知の作成・提出と送信後の流れ

申し立て文章は、短く・事実で・証拠と紐づけて作るのが基本です。
主観や推測は避け、確認中の事項は「確認中」と明示します。

申し立て時に必ず含める項目

  1. 基本情報:ケースID・通知番号・対象ASIN、担当者名と連絡先。
  2. 事実関係:入手経路と時期、許諾の有無、参照証拠番号。
  3. 対応内容:画像・文言の修正、再発防止策や社内ルール。
  4. 宣誓文:記載が事実に基づくことの表明。

これらは主張の骨格です。
抜けがあると差し戻しになりやすいため、テンプレート化しておくとミスが減ります。

記載のポイントと証拠の紐付け

主張は観察可能な事実で説明し、本文中で「証拠001」など番号で示します。
修正済みであれば、その画面保存を添付。

複数ASINが対象のときはASINごとに根拠と証拠を整理し、高解像度PDFで添付すると読みやすくなります。
虚偽の記載は厳禁。技術的判断が必要な場面では、専門家のレビューを受けるのが堅実です。

提出手順と送信後の想定対応

Seller Centralのケース管理やパフォーマンス通知から該当警告を開き、「反論」または「異議申し立て」を選択。本文を入力し、証拠を添付します。
送信前の再確認を徹底してください(UIは変更されるため最新画面を確認)。

送信後は、取り下げで復活、追加説明の要請、主張維持で停止継続のいずれも起こり得ます。
対象ASINの広告停止、在庫区分管理、類似ページの記載・画像見直しなど、リスク管理を同時並行で進めます。

まとめ

知的財産権トラブルへの対応は、「感情にならず事実で戦うこと」が解決への最短ルートです。
通知の種類や影響範囲を冷静に見極め、正規の請求書や修正後の画像など、客観的な証拠をセットにして異議を申し立てましょう。

また、判断に迷う技術的な指摘や大規模な停止の場合は、迷わず専門家を頼る判断基準を持っておくことも重要です。
今回の手順を社内のルールとして定着させ、万が一の際も焦らず守り切れる体制を作っていきましょう。

<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。最新の情報は、必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。

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