Thu. 20 Nov 2025 Amazon

Amazonアカウント乗っ取り対策の決定版！二段階認証とパスワード管理で守る方法

Amazonアカウントの不正ログインが怖くて不安に感じていませんか？
出品者アカウントが乗っ取られると、売上金の没収や、最悪の場合、詐欺の加害者として扱われるリスクまであります｡

しかし、MFA（二段階認証）と無料のパスワード管理ツールを組み合わせるだけで、乗っ取りリスクを劇的に下げることができるのです。
この記事では、難しく感じがちな設定のポイントをわかりやすく解説し、毎日のログイン習慣を安全にするための基本を丁寧にお伝えします。今すぐできる対策を知って、大切なアカウントを鉄壁の守りで固めましょう。

準備 — 始める前の確認

まずは土台を整えましょう。いきなり設定を始めるのではなく、連絡先や支払い情報が最新かを確認し、必要なアプリを準備することで、後のトラブルを未然に防げます。

Amazonの登録情報を確認する

セキュリティ強化の第一歩は、現在の状態を確認することです。まず、現在のメールアドレスとパスワードで問題なくサインインできるかを必ず確かめましょう。

次に、登録しているメールアドレスと電話番号が最新かチェックします。古い番号のままだと、肝心の認証コードが届かず、自分がログインできなくなってしまいます。あわせて、クレジットカード情報や配送先住所に、古いものや不審なものがないかも整理しておくと安心です。Amazonの画面は変わることがありますが、「アカウントサービス」から「ログインとセキュリティ」を探せば確実です。

必要なアプリを用意する

セキュリティ強化に必要な2つのツールを、スマホにインストールします。

一つ目は認証アプリ（Google Authenticatorなど）です。これは6桁の数字を表示するアプリで、SMSよりも安全性が高く、電波がない場所でも使えるため必須です。二つ目はパスワード管理アプリ（Bitwardenなど）です。複雑なパスワードを覚えてくれる金庫のようなアプリで、無料のもので十分です。

Amazonで二段階認証を設定する

Amazonでは「認証アプリ」をメインに使い、「SMS（ショートメール）」を予備として設定するのが一番安全で便利です。

設定の手順

Amazonの「アカウントサービス」から「ログインとセキュリティ」を開き、「二段階認証（2SV）」の項目にある「編集」または「有効にする」を選びます。

設定方法で「認証アプリ」を選択するとQRコードが表示されます。これをスマホの認証アプリで読み取ると、6桁の数字が表示されるので、それをAmazonの画面に入力してください。これで、あなたのスマホを持っている人しかログインできない状態になります。

SMSを予備として登録する

スマホを買い替えた時などのために、予備の手段も登録しておきましょう。二段階認証の設定画面で「予備の方法」を追加し、自分の携帯電話番号を登録してSMS認証を済ませておけば完了です。

もしもの時の備え（バックアップ）

「スマホをなくしたらどうしよう？」という不安をなくすために、バックアップの準備が最重要です。

バックアップコードを印刷する

Amazonには、認証アプリもSMSも使えない時のための「バックアップコード」という機能はないことが多いですが、認証アプリの設定時に表示される「セットアップキー（長い英数字）」や「QRコードのスクリーンショット」を印刷して、金庫や鍵付きの引き出しに保管しておくと、新しいスマホですぐに復元できます。
※デジタルデータとして保存する場合は、流出しないよう厳重に注意してください。