Amazonで、特定の顧客にだけ配る「プロモーションコード」。これを発行・管理しなくてはならず、途方に暮れていませんか? 重複や配布ミスが起きると、お客様の信頼を損なうだけでなく、販売機会の損失にもつながります。
この記事では、初心者にもわかりやすいコード発行の基本から、効率よく管理するコツ、トラブル時の対処ポイントまでを解説します。仕組みと注意点を押さえて、安全な運用を目指しましょう。
まずは「ルール」を決める

いきなりコードを作り始めるのは失敗のもとです。まずは「何のために、誰に、どう配るか」をはっきりさせましょう。
①目標(KPI)を決める
数値目標は高すぎず低すぎない、現実的な範囲で設定しましょう。
- 利用率:配ったコードのうち、何%が使われたか(例:目標30%)
- 売上・単価:コード利用によって、売上や注文金額がどう変化したか
- 測定期間:キャンペーン開始から何日目まで計測するか
②対象商品と予算を決める
どの商品に使えるコードなのか、予算の上限はいくらかを明確にします。
- 対象商品:特定の商品だけか、全商品か
- 割引タイプ:「100円引き(金額)」か「10%引き(割合)」か ※お客様には「金額」の方が分かりやすい傾向があります。
- 利用制限:1人1回までか、他の割引と併用できるか
- 予算管理:割引総額がいくらになったら停止するか
③コードの形と配布ルールを決める(重要)
Amazonのプロモーションコードには、大きく分けて「グループ」と「1回限り」の2種類があります。配布目的に合わせて正しく選ぶことが、事故を防ぐ最大のポイントです。
- グループ(Group):1つのコード(例:
SUMMER20)を誰でも・何度でも使える設定です。SNSなどで広く拡散したい場合に適していますが、予算オーバーのリスクが高い点に注意が必要です。 - 1回限り有効(Single-use):Amazonが発行したランダムな長いコード(例:
X9Y2-Z3A1-B2C3)で、一度使うと無効になります。メルマガ会員など特定の相手に配る場合に最適で、不正利用を防げます。
特定の相手に配るなら「1回限り有効」を選択し、広く拡散したいなら「グループ」を選びましょう。
Amazonでの発行方法を選ぶ

Amazonにはいくつかの割引方法があります。目的に合わせて最適なものを選びましょう。
プロモーション方式の比較
| 方式 | 特徴 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| クーポン | 商品ページに表示され、誰でも使える | 広く認知させたい時、全顧客向け |
| セラー割引 | 「2点買うと5%OFF」など自動適用 | まとめ買いを促したい時 |
| プロモーションコード | 特定のコードを入力しないと適用されない | メルマガ会員限定、SNSフォロワー限定など |
今回は、特定の相手に配る「プロモーションコード」の発行について掘り下げます。
発行・管理方法の選び方
コードの数や頻度によって、最適な管理方法は異なります。
- 【手動管理】(少数向け)セラーセントラルで「グループ」コードなどを一つ設定します。SNSでの告知など、コードが1種類で済む場合はこれで十分です。
- 【CSV一括発行】(中規模向け)セラーセントラルの管理画面から、Amazonが生成した大量の「1回限り有効コード」をリスト(CSV)としてダウンロードします。それをメルマガ配信ツールなどに読み込ませて配布します。数百〜数千人に個別のコードを配りたい場合におすすめです。
- 【API連携・外部ツール】(大規模向け)定期的に大量のコードを発行する場合、自動化ツールやシステム連携を使います。コストはかかりますが、ミスを大幅に減らせます。
運用時の注意点とトラブル対策

大量のコードを扱う際は、ミスが大きなトラブルにつながりかねません。以下のポイントを必ずチェックしてください。
ツール選びのポイント
外部ツールを使う場合は、以下の点を確認しましょう。
- Amazonのシステム変更に対応しているか
- コードが重複しない仕組みになっているか
- トラブル時のサポートはあるか
必須チェックリスト
運用前に、必ず以下の項目を確認してください。
- キャンペーンの目的と目標数字は決まったか
- 対象商品と割引額は間違いないか
- 予算上限と停止ルールは設定したか
- 「グループ」か「1回限り」か、目的に合った種類を選んでいるか
- 配布担当者と承認フローは明確か
- Amazonのガイドライン違反(不当な二重価格など)はないか
- 緊急時にキャンペーンを即時停止する手順を確認したか
まとめ
プロモーションコードの発行は、準備が9割です。
まずは「目的・予算・ルール」を固め、自分に合った発行方法(手動・CSV・ツール)を選びましょう。
ログ(記録)をしっかり残し、効果測定と改善を繰り返せば、運用はどんどんスムーズになります。まずは小さな規模から、安全な運用フローを作っていきましょう。
<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。最新の情報は、必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。
