サイバーレコード

Amazon

Amazonの返品率を下げてコストを削減!「期待値のズレ」解消から再販判断までを解説

Amazonでの返品対応は、思った以上に時間やコストがかかって大変ですよね。
返品は売上が減るだけでなく、検品や再販の手間、廃棄のロス、再販売の手数料といった「見えないコスト」が重なって、利益をじわじわと圧迫してしまいます。
担当者の方の精神的な負担も、見過ごせない問題です。

しかし、ちょっとした工夫で、コストを抑えつつ現場の負担をグッと軽くすることができます。
ポイントは、自動化や外注を無理のない範囲で少しずつ取り入れ、現場が迷わない「ルール(型)」を作ることです。
今日からできる対策を取り入れて、返品の悩みを少しずつ減らしていきましょう。

課題の特定

まずは対象を「商品」や「カテゴリ」「期間」で小さく絞り込んで、今の状況をしっかり把握しましょう。

見るべき数字とレポート

「最近、返品が増えた気がする」という感覚だけでなく、実際のデータを見て裏付けを取ります。
セラーセントラルにある「返品レポート」や「顧客満足度(VOC)ダッシュボード」を、週に1回や月に1回のペースでチェックして変化を追いかけましょう。

数字を確認したら、実際に戻ってきた商品をいくつか手に取ってみてください。
そして、お客様が選んだ「返品理由」と、実際の商品状態が合っているかを確かめます。
具体的には、商品ごとの「返品率」が上がっていないか、お客様の不満度を示す「顧客不満足度」が悪化していないかを確認します。
また、どんな理由で返品されたのか(不良品、サイズ違いなど)の傾向を掴みつつ、戻ってきた商品のうち「もう一度売れる状態(再販率)」がどれくらいあるかもチェックしましょう。
とくに「サイズ違い」という理由なのに、実際はサイズが合っている場合は、商品ページの説明が足りていない可能性が高いです。

怪しい返品(不正返品)のサイン

残念ながら、少し怪しい悪質な返品も混ざっていることがあります。
ただ、最初から「不正だ!」と決めつけず、いくつか手がかりを集めて冷静に判断しましょう。
お客様の言っている理由と、実際の商品状態が合わない時は要注意です。
証拠として、必ず写真を撮って記録を残しておいてくださいね。

  • 「未開封」と言っているのに、明らかに開けた跡や使った形跡がある。
  • 同じお客様から、短い期間に何度も返品が繰り返されている。
  • 中身が古いモデルや、まったく別の商品にすり替えられている。
  • 付属品だけが抜き取られて、本体だけ返品されている。

なぜ返品される? 原因の深掘り

返品には必ず何かしらの理由があります。
原因を「商品」「現場」「ルール」の3つに分けて考えると、どこに問題があるのかが見えやすくなるでしょう。

商品:期待値のズレをなくす

届いた時に「思っていたのと違う…」とガッカリさせないことが、一番の返品対策になります。
写真は色や質感がちゃんと伝わるように工夫して、説明文にはサイズや対応機種、セット内容などをしっかり書いておきましょう。

また、配送中に壊れやすい部分は、あらかじめ補強しておくことも大切です。
お客様のイメージと、実際に届く商品のギャップをなくすことができれば、返品は自然と減っていきます。
たとえば「サイズが小さい」という声が多いなら、数字を書くだけでなく、スマホやコインなど身近なものと並べた写真を載せると分かりやすいです。
「使い方がわからない」という声には、動画を追加したり、パッと見てわかるスタートガイドの画像を用意したりするのもおすすめです。

現場:作業を「型」にする

出荷前のチェックや梱包作業のやり方が、人によってバラバラになっていませんか?
チェックリストを紙1枚にまとめ、「ここはこう包む」という手順を写真付きでスタッフみんなに共有してみましょう。

ルール:Amazonの規約を確認する

Amazonの返品ルールは定期的に変わります。
公式のお知らせをこまめにチェックして、社内のルールもそれに合わせてアップデートしていきましょう。

再販につなげる検品の手順

戻ってきた商品をどう扱うか、サクッと判断して次の販売につなげていきましょう。

検品の進め方

戻ってきた商品は、順番通りにチェックして見落としを防ぎます。
まずは箱や商品に傷や汚れ、気になるニオイがないかといった「外観」を見ます。
次に、説明書やパーツなどの「付属品」が全部揃っているかを確認します。
家電なら、きちんと電源が入って動くかどうかの「動作確認」も必須です。
最後に、すり替えられていないか、箱と本体の「製造番号(シリアル)」が合っているかを見比べましょう。
ここまで問題がなければ、指紋をサッと拭き取ったり袋を新しいものに替えたりする簡単なクリーニングをして、再販に回します。

再販の判断基準

商品の状態をランク分けして、その後の処理を決めます。

  • 新品:未開封、または外箱にほんの少し傷があるだけなら、そのままFBAへ再納品します。
  • 中古(ほぼ新品):開けてあるけれど未使用で傷がない場合は、コンディションの説明を添えて再販します。
  • 中古(可):少し使用感があったり、付属品が一部足りない場合は、状態をしっかり書いて安く販売します。
  • 廃棄・清算:大きく壊れているものや、衛生的に気になるもの、すり替えの疑いがあるものは廃棄などに回します。

もし判断に迷ったら「再販しない」とスパッと諦める勇気も大切です。
無理に売ってクレームになると余計に手間がかかりますし、アカウントの評価にも傷がついてしまいますからね。

「廃棄」するか「手元に戻す」かのボーダーライン

FBA倉庫にある在庫を手元に戻す「返送」には、手数料がかかってしまいます。
もし安く再販しても利益が出ないなら、そのまま廃棄依頼を出したり、Amazonの「FBA在庫の清算(Liquidation)」プログラムを使って少しでもお金を回収するほうがオトクなケースもあります。
「もう一度売って得られる利益」と「手元に戻して再出品する手間とコスト」を比べて、あらかじめ自社なりのルールを決めておきましょう。

効率化と改善のサイクル

対策は「やって終わり」ではなく、数字を見て振り返る仕組みを作りましょう。
成果がわかる数字をいくつかピックアップして、対策する前と後でどれくらい良くなったかを確認するのがコツです。

見るべき数字と進め方

毎月チェックしたい数字としては、まず対策をしてからちゃんと下がっているかを確認する「返品率」があります。
そして、戻ってきた商品のうち再び売れた割合である「再販率」。ここが上がれば、手元にしっかり利益が残りやすくなります。
あわせて、売上に対してどれくらい返金したかの「返金率」や、お客様の不満が減っているかを見る「顧客不満足度」も追いかけてみてください。

まとめ

返品の対応は、まずデータで問題のある部分を見つけ出し、原因に合わせた対策をコツコツ試していくのが一番の近道です。
写真を撮って証拠を残すルールを決めつつ、現場で回せる検品手順と、再販の基準を整えてみてください。

「今の状況を知る」「写真で記録する」「小さな改善を試す」。
ちょっとした工夫を積み重ねていけば、現場の負担は確実に減っていくでしょう。
まずは手元にある1つの商品から、今日さっそく始めてみてください。

<ご注意>本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。Amazonの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。最新の情報は、必ず公式サイトやAmazonセラーセントラル等をご確認ください。

Visited 70 times, 1 visit(s) today

ご依頼やご相談、弊社のサービス内容に関してなど、
お気軽にご連絡ください。

Contact