楽天(RMS)でクーポンを発行したいけれど、「設定項目が多くて、どこをどう入力すればいいか分からない…」と悩んでいませんか?
楽天のクーポン(RaCoupon)は大きく分けて、自分たちでURLを配る「配布型」と、購入後に自動でプレゼントされる「サンキュークーポン」の2種類があります。
この記事では、それぞれの「正しい作成方法」と「設定時の注意点」を解説します。
エラーや設定ミスを防ぐための重要ルールもまとめていますので、RMSの画面を見ながら一緒に進めていきましょう。
「配布型クーポン」の作成方法とルール

配布型クーポンは、メルマガ(R-Mail)や商品ページ、SNSなどでURLやコードをお客様に使ってもらう形式です。
基本情報と公開設定の注意点
クーポン名は「〇〇円引き」など、利用する際にお客様がパッと見て分かる名前にします。
ここで最も重要なのが「公開設定」です。
メルマガ読者やSNSのフォロワーなど、特定の人だけに配りたい場合は必ず「限定公開」を選択してください。(「全ユーザー公開」にしてしまうと、楽天の検索結果などでお店を知らない人にも表示されてしまいます)
※有効期間は、最短で登録の60分後から、最長3ヶ月以内まで設定できます。
獲得条件(ターゲット)の絞り込み制限
「30代の女性」など、条件を絞ってクーポンを発行できますが、RMSのシステム上「会員ランク」と「その他の条件(年齢や性別など)」は同時に指定できないというルールがあります。
また、対象外のお客様がURLをクリックしても獲得画面には進めてしまうため、メルマガ等で案内する際は「対象外の方は獲得できません」と必ず記載して、景品表示法上のトラブルを防ぎましょう。
対象商品の指定と、便利な「一括登録」
対象商品は最大5,000商品まで指定できます。対象品が多い場合は、一つずつ選ぶのではなく「CSVファイル」や「テキストファイル」を使って一括でアップロード(登録)すると作業時間を大きく短縮できるでしょう。
ただし、「定額値引き(例:1,000円引き)」を選んだ場合、値引き額よりも安い商品(例:800円の商品)は対象に指定できないので注意してください。
対象商品を絞った際の「利用回数」の数え方
「1ユーザーあたりの利用回数」を設定する際、全商品対象なら問題ありませんが、対象商品を限定した場合は、指定した回数が「割引が適用される商品数」としてカウントされます。
たとえば利用回数を「1回」とした場合、お客様がその対象商品を一度に2個カートに入れても、1個分しか割引されません。まとめ買いをしてほしい場合は、この回数を無制限などに設定しておくのがコツです。
「サンキュークーポン(自動付与)」の作成方法

サンキュークーポンは、お買い物が完了したお客様へ「次回使えるクーポン」として自動で付与される機能で、リピーター育成に効果的です。
獲得条件と有効期間の設定
「1回の注文合計が〇〇円以上」という条件を決め、渡す相手を「全てのユーザ」か「初回購入ユーザのみ」から選びます。
サンキュークーポン特有の設定として、「獲得してから実際に使えるようになるまでの期間(リードタイム)」を10日〜30日の間で設定し、その後の「有効期間」を1・2・3ヶ月の中から選びます。
- リードタイムが必要な理由:注文直後のキャンセルや返品があった場合に、クーポンだけが不正に使われてしまうのを防ぐためです。商品の到着や取引完了のタイミングを考慮して日数を決めましょう。
編集と停止のルール
サンキュークーポンは、獲得開始日の「前日」からは内容の編集ができなくなります。(開始2日前までなら編集可能です)
万が一設定を間違えた場合「獲得停止」を手動で行うと即座に配布が止まりますが、停止する前にお客様が獲得済みのクーポンは、そのまま有効期間内であれば使えてしまう点に注意してください。
※獲得期間が終了してから13ヶ月経ったクーポンは、自動的に削除されていきます。
クーポン作成時の共通ルール(禁止事項・注意点)

最後に、どちらのクーポンを作る場合でも必ず守るべき「楽天の共通ルール」を3つ紹介します。
- 機種依存文字は使わない:クーポン名や説明文に使うと文字化けしてしまいます。
- 購入履歴のタイムラグ:「過去に買った人」などの条件にした場合、データの反映までに最大48時間かかります。
- 送料や手数料は含まれない:「〇〇円以上のご購入で」という条件金額に、送料・代引手数料・決済手数料は含まれません。
まとめ
楽天でクーポンを作成する際、まずは「RMSの正しい設定ルール」を把握することが大前提です。
配布型クーポンを作る時は「限定公開の選択もれ」や「会員ランクの併用不可」に気をつけ、サンキュークーポンを作る時は「編集できる期限(2日前まで)」に注意してスケジュールを組みましょう。
共通のルールである「送料・手数料は合計金額に含まれない」といった点は、お客様からのクレームになりやすい部分です。
案内文にしっかり記載して、安全で効果的なクーポン運用を始めましょう!
<ご注意>
本記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。RMSの仕様・ガイドライン・ルール等は予告なく変更される場合があります。最新の情報は、必ず公式のRMS店舗運営マニュアル等でご確認ください。
