サイバーレコード

Case study & Interview

Results

職員の手探り運営から21倍の成長へ。
地元に寄り添う伴走支援が、地域の未来を切り拓いた。

Outline

熊本県阿蘇地域の南東部に位置する高森町。人口6,000人弱ながら、豊かな自然と阿蘇南郷谷の風景に恵まれた町で、地域資源を活かした特産品が魅力です。

課 題
・ 地元委託先にノウハウがなく全業務が負担に
・ 商品開発・集客手法が分からず手探り状態
・ 地元事業者も通販未経験で掲載商品が限定的
解決策
・ 実績に基づく集客ノウハウで全面サポート
・ 商品開発や掲載支援も伴走型で対応
・ 顔の見える運営体制と迅速な現地対応
効 果
・ 寄付額は委託前の21倍まで大幅増加
・ 事業者が育ち返礼品数・販路も拡大
・ 業務効率化が進み職員負担も大幅軽減

Interview

導入の経緯と決め手

契約前、ふるさと納税のサイト運営でどのような課題がありましたか?

高森町では当初、なるべく外部に委託せず地元でふるさと納税を運用していました。地元のまちづくり会社に委託していましたが、ノウハウがなく、集客・商品管理・商品開発・寄附募集・受発注・寄附者対応まで全てが課題でした。とくに、寄附をどう集めていいか正直分からない状況でした。

当時の運営状況について教えてください。

基本的には丸ごと委託していましたが、実際には職員が主導して運営していました。当時は3〜4人ほどで対応しており、ノウハウもない中での手探り運営でした。寄附額自体は当時1億円ほどで、注文も限られており問い合わせは多くありませんでした。馬刺しがメインで、既存EC業者が受発注まで対応してくれたので手はかかりませんでしたが、新規商品の開発が全く進んでいませんでした。

そのような中、サイバーレコードに依頼を決めた理由はなんですか?

サイバーレコードさんは他自治体での実績も豊富で、ノウハウを活かした具体的な提案に説得力がありました。地元にも拠点があり、顔の見える距離感も決め手になりました。外注先が東京だとすぐに対応してもらえない不安もあったので、身近にいる安心感が大きかったです。

実際の成果と変化

導入後の効果・成果はどうですか?

寄附額は以前の21倍ほどまで大きく増加しました。返礼品数・事業者数も大幅に増え、事業者側も通販に慣れてきた印象です。業務効率化も進み、サイレコさんに委託できない部分までBPOを活用して職員負担もかなり軽減されています。

情報提供が漏れた部分でも柔軟にフォローいただき、事業者との調整もスムーズでした。何かあってもすぐに動いてくれるので安心感がありました。

町の財政面への影響はいかがでしたか?

ふるさと納税が財源になり、ポイント事業や高校寮整備、教育機材の整備など多様な事業に活用できています。財政調整基金に頼らず住民還元できる仕組みが作れたのは非常に大きな成果です。

地元の高森高校では、ふるさと納税を活用した寮整備や漫画学科の新設で定員割れが解消し、入学希望者も増えました。町の活性化にも大きく寄与していると感じています。

今後への期待と要望

職員の方への評価・反応はどうでしたか?

桁違いの寄附額の増加に驚きの声が多いです。どうやって増えているのかまでは理解できていない職員もいますが、使える財源が確保できる点は非常にありがたがられています。

地元事業者の育成やファンの獲得にもつながり、自治体の収益向上に加え、地域経済活性化の好循環が生まれる点でもサイレコさんを強くおすすめしていきたいです。

貴重なお話をありがとうございました。 ふるさと納税を通じた地域活性化を、共に実現していけたら幸いです。

※掲載内容は取材当時のものです。