AmazonFBAに出品商品を納品する際は、15kgを超えるダンボールの納品は「重量超過」となるため注意が必要です。ルール違反の納品は、Amazon倉庫での受領拒否やペナルティのリスクだけでなく、出品が滞るなど販売機会の損失にもなりかねません。
このページでは、AmazonFBA納品における重量超過について、そのルールを詳しく分かりやすく解説します。
無駄なリスクを回避して、安全確実に利益をアップさせていきましょう。
AmazonFBAの重量超過とは？
Amazonでは、納品時の段ボール箱の重さが15kgを超えている場合「重量超過」という扱いになります。
AmazonFBAでの納品時のサイズと重量の上限設定は、以下のとおり。
| サイズ | パッケージのサイズと重量の上限 |
|---|---|
| 小型/標準 | 3辺が50cm x 60cm x 50cm（長さ×幅×高さ）未満 重量が30kg以下 |
| 大型 | 3辺の合計寸法が216cm以内 重量が40kg未満 |
| 特大 | 3辺の合計寸法が400cm以内、最長辺が250cm未満 重量が80kg未満 |
この一覧にあるとおり、小型から特大サイズまで、配送時のパッケージの重量上限は30kg～80kgに設定されているのですが、これとは別に重量超過の対象として15kgのラインがあるのです。
FBAで重量超過の商品を納品する方法
FBA納品時に、重量超過となる輸送箱がある場合は、以下のルールが定められています。
輸送箱の天面と側面の2ヶ所に「重量超過」と明示する。
15kg超で重量超過となっていていも、この記載さえあれば問題なく納品可能となります。
「重量超過」の表示方法は、赤ペンで段ボール箱に直接記載するか、自作のテンプレートで印刷したもの、ラベルシール等の貼付で対応可能です。
重量超過のラベルシールは、Amazonでも販売しています。
FBAで重量超過を明示せずに納品するとどうなる？
FBAへの納品時に15kgを超えているにも関わらず、重量超過と明示していなかった場合は、受領拒否のうえ、出品者の送料負担で返送されることとなります。
重量があれば配送料も高額で、最初に発送した分、返送された分、そして再度納品しなおすための送料として3倍のコストが発生してしまうわけです。これは大きな痛手になるでしょう。
FBAに納品する際は、上限の重量はもちろんですが、15kgを超えていないかのチェックが必須です。
FBA納品時の重量の測り方
15kgとなると、荷物の重さを確認するのも大変です。
宅配業者の窓口にあるような大型のはかりがあれば問題なく重量を確認できますが、ない場合は計量が難しい場合もあるでしょう。
そんなときは、以下の3つの方法があります。
- 体重計で測る
- 梱包した商品ごとの重さで算出する
- 配送依頼事に宅配業者等の窓口で計量してもらう
大型のはかりがなくても、一般的な体重計でも荷物の測定は可能です。荷物を載せるとメーターが見えなくなってしまう場合は、自分で荷物を持って計測し、体重を差し引けば荷物の重さが分かります。
自分でダンボールを抱えられない場合は、内容物のそれぞれの重量からおおよその重さを推測可能です。
いずれの方法も難しいときは、配送業者に依頼する際に重量を確認し、重量超過するようならラベルを貼るなり自分で記載するなり対処すれば問題ありません。
集荷を依頼する場合はその場での計測が難しいこともあり、事前の重量確認を忘れないように注意しましょう。
FBAでの納品不備リスクを回避しよう
AmazonFBAを利用すれば、ECサイト運営も格段に楽になりますが、納品ルールを守らなければリスクもあります。
大切な商品在庫を確実に販促ルートに載せるためにも、納品に関するルールはしっかり把握しておきましょう。
