Amazonでは日々ユーザーから多くの商品注文が入り、配送業務が行われています。
AmazonFBAで出品する際は、自社の大切な荷物が安全にユーザーの手元に届くかも気になるところでしょう。
このページでは、Amazonの運送会社はどこなのか、配送業者「Amazon」とはどこの業者が担当しているのかなど、主に配送を行っている業者について解説します。
Amazon出品者として、配送業者や問い合わせ先もチェックしておきましょう。
Amazonの運送会社&問い合わせ先

Amazonで商品の注文が発生した場合に、配送を担当するのは以下の7つの配送サービスです。
- ヤマト運輸
- ヤマトホームコンビニエンス
- 佐川急便
- SGムービング
- 日本郵便
- プラスカーゴサービス
- Amazon
それぞれの運送会社や配送状況の問い合わせ先については、以下にまとめました。再配達に関しては、不在連絡票に連絡方法が記載されていますが、その他の問い合わせ方法もありますので、以下運送会社の各表を参考にしてください。
ヤマト運輸
項目 | 問い合わせ先等 |
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配送状況の確認 | ヤマト運輸の荷物お問い合わせシステム |
再配達依頼 | 荷物の問い合わせ |
配送受取に関するサービス | クロネコメンバーズ |
ヤマト運輸では「クロネコメンバーズ」という無料のメンバーサービスがあり、これを利用すれば配送予定の通知や事前の配達日時・場所の指定、受取場所の変更、再配達依頼等がネットで簡単にできて便利です。
ヤマトホームコンビニエンス
項目 | 問い合わせ先等 |
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配送状況の確認 | ヤマト運輸の荷物お問い合わせシステム |
ヤマトホームコンビニエンスは、大型の商品を配送するヤマト運輸のサービスです。再配達については、不在連絡票に記載の問い合わせ先に連絡します。
佐川急便
項目 | 問い合わせ先等 |
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配送状況の確認 | 佐川急便のお荷物問い合わせサービス |
配送受取に関するサービス | 佐川急便スマートクラブ |
佐川急便では「佐川急便スマートクラブ」という無料会員サービスがあり、こちらを利用すれば事前に配達日時の通知を受け取ったり、配達日時・受取場所の変更をしたり、再配達の手配をしたりがネットで簡単にできます。
SGムービング
項目 | 問い合わせ先等 |
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配送状況の確認 | 佐川急便のお荷物問い合わせサービス |
問い合わせ先 | 0120-808-011(固定電話・携帯電話) |
SGムービングは佐川急便グループの配送業者ですので、荷物の問い合わせも佐川急便のページになります。
日本郵便
項目 | 問い合わせ先等 |
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配送状況の確認 | 個別番号検索 |
再配達依頼 | 配達のお申し込み受付 |
日本郵便の配達では、不在連絡票を受け取ったあとは近くの郵便局での受取も可能です。
プラスカーゴサービス
項目 | 問い合わせ先等 |
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配送状況の確認 | 配送状況検索 |
プラスカーゴサービスは、他の運送会社と比較して知名度の低い運送会社ですが、北海道から沖縄まで幅広い地域に営業所があります。
Amazon
項目 | 問い合わせ先等 |
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配送状況の確認 | Amazonの注文履歴ページ |
再配達依頼 | フリーダイヤル 0120-899-068(自動音声受付/固定電話・携帯電話) 大型家具・おまかせサービスによる配送の場合は不在連絡票に記載の電話番号へ |
問い合わせ先 | Amazon |
配送業者「Amazon」からの配達の場合は、Amazonと提携している業者が配送を行います。
配送業者「Amazon」とは?ひどいって本当?

ここでは、配送業者「Amazon」について、もう少し詳しく見ていきましょう。
配送業者「Amazon」とは?配達する運送会社はどこ?
配送業者「Amazon」による配達は、ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便等の大手業者以外で、Amazonと提携関係にある配送業者が行います。
配送業者「Amazon」の場合は、配送状況はAmazonの注文履歴からの確認になりますし、問い合わせ先もAmazonとなっています。
以前は「Amazonデリバリープロバイダ」という名称で運送会社もAmazon公式にて公表されていたのですが、現在は「配送サービスパートナー」と名称が変わっています。「配送サービスパートナー」としてどういった運送会社が提携しているのか、現在は公表されていません。
配送業者「Amazon」の配送はひどい?
配送業者がAmazonになっている場合、その配送がひどいというユーザーの評判を耳にしたことがあるのではないでしょうか。この点は出品者としても気になるところですよね。
配送業者がAmazonの場合、購入者が指定しない限り「置き配」で届くことになるというルールがあり、置き配ではなく手渡しで受け取りたい場合、ユーザーが「置き配を利用しない」と指定する必要があります。
Amazonによる配送では、置き配を利用しないと指定しているにも関わらず置き配にされたり、誤配があったりでクレームが少なからず発生しているようで、Twitterでもそうした書き込みと、それら書き込みに対応するAmazon Help公式のツイートが頻繁にやりとりされています。
Amazonの配送ドライバーが配達すべき商品の量は膨大で、その労働環境は過酷といわれていることもありますし、ドライバー経験の浅い配送サービスパートナーが担当することで発生するトラブルもあるでしょう。
Amazonで出品トラブルが発生して、自社の顧客になんらかのトラブルが発生してしまった場合、出品者に問い合わせがくる可能性はゼロではありません。配送業者が「Amazon」になっている場合のトラブルについては、窓口がAmazonとなりますので覚えておきましょう。
Amazonで出品する際は、こうしたAmazon独自の仕組み等を把握しておくことも大事ですし、効率よく販売して安定した収益を確保するためのノウハウも重要です。
AmazonECサイト運用でのお悩みがあれば、私共ECサイト運営代行会社がお役に立てることもあります。お気軽にご相談ください。Amazon提携パートナーとして、売れるECサイトづくりに貢献いたします。
Amazonで配送業者は選べる?トラブル回避策は?

Amazonで出品する際も、購入する際も、残念ながらユーザーが配送業者を選ぶことはできません。
購入者が配送業者「Amazon」からの発送をどうしても回避したい場合は、以下の2つの方法があります。
- 受取スポットを指定する
- マーケットプレイスの出品者発送の商品を選ぶ
出品者として、配送業者「Amazon」からの配達以外で依頼できないか、などの問い合わせを受けた際には、受取スポットを指定する方法をおすすめするといいでしょう。
受取スポットを指定する
Amazonが発送する商品は、大手配送業者による配送の場合もあれば、配送業者「Amazon」による発送で届くこともあります。
ですが、注文時の「受取場所を選択」で「受取スポット」を指定すれば、配送業者「Amazon」による配送を回避できます。
受取スポットとして指定できるのは、以下の4つです。
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- ヤマト運輸営業所
この指定をしていれば、配送業者とのトラブルを回避して、自分の都合のよいときに商品の受取が可能です。
ただし、Amazon発送の商品でも、一部の商品は受取スポットの指定ができない場合もありますので、その点には注意しましょう。
マーケットプレイスの出品者発送の商品を選ぶ
配送業者「Amazon」は、Amazon倉庫から発送するものを取扱う、Amazon提携の配送業者です。
そのため、出品者発送となる商品を購入すれば、配送業者「Amazon」以外の配送業者から届けてもらえるわけです。
マーケットプレイスとは、Amazonではない出品者が販売するマーケットのこと。
マーケットプレイスの商品は、Amazonが発送する商品と、出品者が直接ユーザーに向けて発送する商品と2タイプあります。
これは出品商品ごとに記載されている「出荷元」と「販売元」に記載されている内容で判別できます。
出品者販売でAmazon出荷となるものは、Amazonフルフィルメントセンターという倉庫に商品が保管されており、そこからAmazonが梱包して発送するシステム。
Amazon出荷となる出品者販売の商品については①プライムマークの表示があり、かつ、②出荷元にも販売元にも出品者の名称が記載がされています。

この場合は、Amazonからの発送なので迅速な発送が可能ですが、配送業者「Amazon」となる可能性もあるのです。
出品者販売で出品者が発送する商品については、出品者自身で在庫を保管しており、注文が入ると出品者が梱包・発送を行い、この場合は以下の表示となっています。

この表示になっているときは、出品者が配送業者等に持ち込むなどして配送となるため、配送業者「Amazon」の発送になることはありませんが、発送までのスピード感は出品者によって異なります。
Amazonでの配送トラブルに備えよう

Amazonでは、様々な配送業者が日々配達を行っています。
出品者としてAmazonFBAを利用する際は、Amazonが各運送会社に荷物を引き渡すため、出品者側から配送業者の指定をすることはできません。
万が一配送トラブルが発生したときでも、出品者として適切な対処ができるよう、これらの仕組みや問い合わせ先などを把握しておきましょう。