楽天スーパーセールで商品を販売しているが、「売上がなかなか上がらない」「売れなくて困っている」などを考えている方も多いのではないでしょうか。
楽天スーパーセールは、売れないと思われる方もいますが、実はそうではなく、「販売戦略」が鍵となっています。
今回この記事では、「楽天スーパーセールで売れない」を解決する販売戦略を紹介しており、基礎知識も解説しています。
売れる販売戦略とは何かを学び、自社での楽天スーパーセールの販売に活かしてみてください。
楽天スーパーセールで売れない原因とは
楽天スーパーデールで売れない原因は以下のとおりです。
- アクセスが集められてない
- 商品が魅力的ではない
- 販売ページが作り込み・改善できていない
それぞれを詳しくみていきましょう。
アクセスが集められてない
楽天市場で行われる楽天スーパーセールは、膨大なユーザーと商品を抱えている大手ショッピングサイトですが、アクセスを集められないと購買に至るのは難しいでしょう。
商品が良いものでも、「見られない」「知られていない」状況であれば、ユーザーからの購入には繋がりません。
逆に言えば、アクセスの多い商品は多くのユーザーに商品を認知されているのでアクセスを増やす施策を施さなくても購買数は増えます。
検索結果の定番に表示される商品であれば、今後の商品購入が期待できるのです。
まずはアクセスを増やすための施策を施し、SEOなどを優先してアクセスを増やしていきましょう。
商品が魅力的ではない
商品のアクセスを増やしていても、ユーザーにとって魅力的な商品でなければ売れません。
商品の口コミや粗悪でトラブルのある、クレームのある商品であれば商品の露出を増やしても売れにくくなるのが現状です。
ターゲットが限られる商品であっても、「商品の露出を増やせば売れるのか」を考えて商品を選定し、市場シェアを高めていくことが重要です。
自社製品であれば、企画や生産の見直しも検討事項に入るでしょう。
商品の魅力は何か、ターゲットとなるユーザーはどの層かを考えていきましょう。
販売ページが作り込み・改善できていない
オンラインショッピングでの販売ページとは、実店舗の「接客」に当たる部分です。
「接客」である販売ページの作り込みや改善ができていないと、商品の特徴や魅力を伝えることができず、販売ページがしっかりしていないと、全く接客しない店舗と同じ状態になります。
また、立ち上げ時はしっかり販売ページを作っていても、運営する中で改善ができていないページもよくあります。
画像の変更や文章の変更などは、ユーザーの反応をしっかりと分析したうえで改善していきましょう。
常に改善をしていくことで売上は伸びていくでしょう。
【初級編】楽天スーパーセールで売れないを解消する方法
楽天スーパーセールで売れないを解決する方法は以下のとおりです。
- イベントページの制作
- 事前告知（メルマガ）
- 超目玉枠・目玉枠の打ち出し
- セール開始でタイムセール
- 無料広告枠への商品エントリー
それぞれを詳しくみていきましょう。
イベントページの制作
イベントページを制作しておくと、楽天スーパーセール用のイベントページに飛べるようになるので売上アップが見込めます。
自店舗に訪れたユーザーが楽天スーパーセール用のページに飛んだあとに、各商品ページの目の入りやすい部分や、店舗トップページの画面などにバナーなどを設置して特設ページの存在を伝えることも重要です。
イベントページを制作しておくと、効率よくユーザーを楽天スーパーセールの購入ページに飛ばすこともできるので、制作と改善は行い続けましょう。
事前告知（メルマガ）
事前告知をメルマガなどで行うことで、多くのユーザーへセールの事前告知を知らせることができます。
楽天セールのイベントページ制作と同時に、自店舗で購入したユーザーに向けてセールの事前告知を行う際は、「メルマガ」が主流です。
しかし、最近は利用するメールの仕様上、迷惑メールフォルダに振り分ける機能がついているため、あまり効果が期待できないこともあります。
ただ、メルマガの事前告知などを知りたくて迷惑メール設定を変更しているユーザーもいるので、準備段階として事前告知を行うと良いでしょう。
超目玉枠・目玉商品の打ち出し
超目玉商品や目玉商品を決めて打ち出すことも、売上アップに繋がる秘訣の1つです。
ただ、闇雲に商品の販売数を増やそうと考えるのではなく、1つひとつのページの中から、アクセスが集中するページを見極めましょう。
アクセスが集中しているページは、「普段から売れている商品ページ」であるため、楽天スーパーセールでは、「普段からアクセスを集めている商品ページに、より多くのアクセスが集まる」という実態があります。
楽天スーパーセールの目玉商品を決めて、売れている商品がもっと売れるにはどうすれば良いのか、を考えることが重要です。
セール開始でタイムセール
楽天スーパーセールに合わせてタイムセールを被せるのも1つの案です。
楽天スーパーセールでは、ユーザーの購買意欲が高まっているため、普段の売上より多くの売上を期待できるからです。
ただ、ここで注意しなければならないのは、20〜30%オフのタイムセールでは、あまり結果がでないということです。
楽天自体がスーパーセールをやっていて50%オフを謳っているのに、自社が30%オフならユーザーには魅力的に映ることもなく、他社で買うのは当然です。
タイムセールを被せるのであれば、最低でも50%オフにする必要があるでしょう。
無料広告枠への商品エントリー
楽天スーパーセールの無料広告枠へのエントリーを行い、アクセスと商品認知へ繋げると売上アップが見込めます。
楽天スーパーセールには、楽天市場が特設するページにて、「超目玉商品」「目玉商品」といった無料の広告枠が設けられています。
商品をエントリーした中から当選した商品が、広告枠に商品を掲載されます。
ただ、どんな商品でもエントリーできる訳ではなく、「二重価格表示が可能な販売実績を持つ商品」が最低限の条件となっています。
一定期間自店舗でしっかりと実績を残している商品でなければ、無料広告枠へのエントリーができないので、注意しましょう。
自店舗の商品でエントリーができる商品がないかを事前に確認し、楽天スーパーセールに備えましょう。
【中・上級編】楽天スーパーセールで売れないを解消する方法
楽天スーパーセールで売れないを解決する方法【中・上級編】は以下のとおりです。
- 準備をコツコツする
- 平日と土日でセール内容を変更する
- 半額サーチへ登録
- イベント告知バナー店舗内に設置
- 最終日に駆け込みイベントを実施
それぞれを詳しくみていきましょう。
準備をコツコツする
楽天スーパーセールの期間だけ、取り組むのではなく期間前から準備をコツコツすることは重要なポイントです。
期間前からアクセスやユーザーを確保しておけば、セール期間中に購入する確率が高まるのも必然です。
イベントページの作成や事前告知も含まれていますが、しっかりと準備をすることが大切です。
平日と土日でセール内容を変更する
平日と土日でセール内容を変えて、他店と差別化を図ることも重要です。
楽天スーパーセールだといっても、平日は忙しくて利用できない方も多いでしょう。
忙しい方に向けた土日のセールを行うことで、特定のユーザーへのアピールも可能です。
訴求内容に関しては、自社製品に合わせた内容が好ましいですが、忙しいユーザーを対象に考えるのであれば、「疲れを癒すグッズ」「疲労軽減情報」などの訴求も考えられます。
楽天スーパーセールの訴求内容との兼ね合いも考えながら、平日と土日のセール内容を変更して新しいユーザーの獲得を目指しましょう。
半額サーチへ登録
半額サーチに登録することで、ユーザーは半額サーチから効率よく商品を探せるので良い施策と言えるでしょう。
楽天スーパーセールでは、通常時の価格から50%以上割引されている商品を「半額サーチ」に登録ができます。
50%割引をして、楽天スーパーセールの半額サーチに表示された場合は、多くのユーザーの流入が見込め、費用対効果が期待できます。
楽天スーパーセール中に販売した実績は、セール期間後も実績として残るため、半額サーチに登録して、自店舗の商品を売り出しましょう。
イベント告知バナーを店舗内に設置
イベント告知バナーを店舗内に設置することも解決策の1つです。
楽天スーパーセールでは、店舗内にバナーを作ってイベント周知や「お得感」も演出することで、ユーザーの購買意欲を高めます。
バナーはファーストビュー画面に設置したり、目立つ部分に表示、各商品ページ上部に固定など工夫すると良いでしょう。
最終日に駆け込みイベントを実施
楽天スーパーセール最終日に駆け込みイベントを実施する方法も、売れないを解決する1つの方法です。
楽天スーパーセールは、初日と最終日に売上が伸びる傾向にあり、最終日などのセールを実施すると効果的です。
売り出し方の例としては、「2つ購入で10%オフ」「3つ購入で15%オフ」のような販売数増加を狙う方法も良いでしょう。
楽天スーパーセール最終日のユーザーの心理としては、「楽天スーパーセールの機会を逃すとお得に買えないかも」という心理にあります。
ユーザーの心理をうまく利用し、商品を多くのユーザーに届ける工夫をするのが良いです。
最終日を利用して、セールイベントを実施し売上アップを狙いましょう。
2023年版｜楽天スーパーセール年表を確認して売れないを解決
楽天スーパーセールの年表を確認して、各期間のセール準備を行いましょう。
年表は2023年のものですが、毎年タイミングに大幅なズレはないため、参考にしてみてください。
スケジュール表
楽天スーパーセールは毎年同じ期間に開催される傾向にあるので、参考にして準備を行いましょう。
| 2023年 | 3月4日（土）20：00〜3月11日（土）1：59 6月4日（日）20：00〜6月11日（日）1：59 9月4日（月）20：00〜9月11日（月）1：59 12月4日（月）20：00〜12月11日（月）1：59 |
| 2022年 | 3月4日（金）20：00〜3月11日（金）1：59 6月4日（土）20：00〜6月11日（土）1：59 9月4日（日）20：00〜9月11日（日）1：59 12月4日（日）20：00〜12月11日（日）1：59 |
補足：半額になるタイミングについて
楽天スーパーセールは、基本的に大幅に値下げされるセールですが、半額になるタイミングもあります。
まずは、事前配布される最大50%オフクーポンをチェックしましょう。
楽天スーパーセールは開始直後2時間だけ配布されるクーポンがあり、限られたショップのみ利用できますが、通常よりも大幅に値下げした状態で購入できるのでお得です。
また、半額までは届かないですが、楽天スーパーセール終了直前5時間前から実施される39%オフセールも狙い目です。
最後の最後まで値下げが期待できる楽天スーパーセールでは、楽天カードの利用でもポイント還元が受けられるのでお得です。
楽天スーパーセールで売れない時にあるよくある質問
楽天スーパーセールで売れない時にあるよくある質問は以下のとおりです。
- 楽天スーパーセールは年に何回ありますか？
- 楽天スーパーセール買い回り 何円以上？
- 楽天スーパーセール ポイント 最大何倍？
- 楽天スーパーセール 何パーセント？
上記4つの質問をそれぞれみていきましょう。
楽天スーパーセールは年に何回ありますか？
楽天スーパーセールは年に4回あります。
下記の表を参考にして、販売戦略を考えましょう。
| 2023年 | 3月4日（土）20：00〜3月11日（土）1：59 6月4日（日）20：00〜6月11日（日）1：59 9月4日（月）20：00〜9月11日（月）1：59 12月4日（月）20：00〜12月11日（月）1：59 |
| 2022年 | 3月4日（金）20：00〜3月11日（金）1：59 6月4日（土）20：00〜6月11日（土）1：59 9月4日（日）20：00〜9月11日（日）1：59 12月4日（日）20：00〜12月11日（日）1：59 |
楽天スーパーセール買い回りは何円以上？
楽天スーパーセールの買い回り対象は、1,000円以上からが対象です。
ポイントアップ期間中に1,000円以上（税込）のお買い物をした「ショップ数」に応じてポイントがアップしていきます。
最大10ショップまでが対象なので、10倍のポイントを受けられます。
楽天スーパーセールのポイントは最大何倍？
楽天スーパーセールの最大ポイントは、最大10倍です。
楽天スーパーセールの買い回りキャンペーンに参加し、10ショップで1,000円以上（税込み）お買い物をすると、10倍のポイントを受けられます。（通常ポイント1倍＋期間限定ポイント9倍）
最大ポイント付与を狙ってお得に買い物ができるセールです。
楽天スーパーセール 何パーセント？
楽天スーパーセール割引商品は、元値（比較対照価格）より10%以上の値引きがされている商品です。
楽天スーパーセールには10%以上の値引きがされており、事前割引クーポン配布もあります。
セール直後、終了直前割引なども適用する時間帯もあるのでチェックしておきましょう。
まとめ：楽天スーパーセールは売れないのではなく販売戦略が鍵
楽天スーパーセールは売れないのではなく、事前準備と販売戦略が鍵となります。
販売戦略として、イベントページの充実や無料広告枠にエントリー、半額サーチに登録dなどがあげられます。
ただ、販売戦略をいくら考えても商品や自店舗にアクセスがなければ意味もなく、商品の魅力が伝えられなければ意味もないです。
楽天スーパーセール期間だけでなく、事前準備として商品の魅力や実績を作っておくことも大切でしょう。
今から販売戦略を計画して、次の楽天スーパーセールでは売上アップを狙いましょう。
