Amazonか楽天市場か、出店の際にはどちらを選ぶべきか悩む方もいらっしゃるでしょう。
Amazonと楽天市場はよく比較されますが、そもそもの出店スタイルから異なり、集客や売上げアップでの戦略も変わってきます。
例えばコストや手間をかけず、スピーディに出店したいのであればAmazonで、ショップや商品の特徴・個性をアピールしたブランディング戦略で販売したい場合には楽天市場がおすすめです。
Amazonも楽天市場も、いずれも集客力があり、双方のプラットフォームでショップ運営をしている出店者も少なくありません。
このページでは、Amazonと楽天市場での出店に関する内容をまとめて比較します。EC出店でAmazonか楽天市場か迷ったときは、こちらの内容を参考に、自社に合ったプラットフォームを選択してください。
Amazonと楽天市場の出店サービスをまとめて比較
Amazonと楽天市場、それぞれに出店する際の参考になるデータを以下にまとめました。
比較項目 | Amazon | 楽天市場 |
---|---|---|
出店形式 | 出品型 | 出店型 |
出店の難易度 | 低め 3営業日ほどの審査 | 高め 2度の審査で数ヶ月を要する |
出店プラン | ・大口出品 ・小口出品 | ・がんばれ!プラン ・スタンダードプラン ・メガショッププラン |
代行プラン | FBA(フルフィルメント by Amazon) | RSL(楽天ロジスティクス) |
初期費用 | なし | 60,000円 |
月額出店費用 | 0円~ | 234,000円~ |
ページ構築の自由度や難易度 | 固定フォーマットあり ブランド登録でストアページ作成可能 | テンプレートあり カスタマイズ可能 ショップページはHTML対応可能 |
配送サービス | 自己発送の場合は個別に発送 FBA利用時はAmazonが発送 | 通常は自社で発送 RSL利用時は楽天市場が発送 |
専任コンサルタント | なし | あり |
セラーサポート | 電話やメールでサポート対応 | 専任コンサルタントが対応 |
カスタマーサポート | 自己発送の場合は自社で対応 FBA利用の場合はAmazonが対応 | 自社で対応 |
セール・イベント | ・タイムセール祭り ・初売りセール ・新生活セール ・GWセール ・プライムセール ・ブラックフライデー | ・楽天スーパーセール ・お買い物マラソン ・毎月1日ワンダフルデー ・毎月18日いちばの日 ・5と0の付く日 |
これら比較項目の内容について、さらに詳しく見ていきましょう。
Amazonと楽天市場のビジネスモデルの違い
Amazonと楽天市場は、いずれもECショップを構築できるモール型のプラットフォームですが、以下の項目でそれぞれに違いがあります。
- 出店形式
- 出店の難易度
- 出店プラン
- 初期費用
- 出店における固定費
- 代行プラン
- ページ構築の自由度や難易度
- 配送サービス
- 専任コンサルタント
- セラーサポート
- カスタマーサポート
- セールイベント
1つずつ違いを比較しながら解説します。
出店形式
Amazonは商品カタログベースの出品型であり、楽天市場は店舗ベースの出店型での出店形式です。
分かりやすくイオンモールでいえば、イオン本体のショップに並ぶ商品がAmazon出品商品で、専門店街に並ぶショップが楽天市場のショップ、と例えられるでしょう。
イオンのスーパーに並ぶ商品は、その背景にあるブランドやメーカーに関係なく同じように陳列されていて、出品型のAmazonと同様のスタイルといえます。一方、専門店街では区画ごとにショップが出店しており、それぞれのイメージやコンセプトに添った商品を販売。来店客は、各ショップを個別に認識できます。
Amazonと楽天市場では、ユーザーに対してショップの顔が見えるか見えないか、これが大きく異なるポイントです。
出店の難易度
Amazonと楽天市場では、出店の難易度も大きく異なります。
Amazonの場合は個人でも法人でも、必要書類さえ提出すれば数日で審査結果が出て、審査を通過すればすぐにでも出店可能。
一方、楽天市場では、最初の申し込みから審査完了まで2週間から1ヶ月程度かかり、さらにショップページ等の出店準備を整えた後にオープン審査もあり、ここでも2週間から1ヶ月かかります。
Amazonと楽天市場を比較すれば、Amazonは出店へのハードルがかなり低いといえます。
出店プラン
Amazonに出店するには、以下の2つの選択肢があります。
- 大口出品
- 小口出品
Amazonの大口出品とは、主に月間登録料と販売手数料を負担する出品プラン。小口出品は月間登録料の負担なしで、商品が売れるごとに基本手数料と販売手数料がかかる出品プランです。
大口出品を利用すれば、販売に有利なシステム機能やツールも利用できます。
Amazonの大口出品と小口出品の違いについて、詳しくは以下の記事をご参照ください。

楽天市場には以下の3つのプランがあり、いずれも1年単位での契約となっています。
- がんばれ!プラン
- スタンダードプラン
- メガショッププラン
楽天市場の出店プランと費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

Amazonも楽天市場も、予算に合わせてプランを選択可能です。ただし、楽天市場の出店は1年契約であり、途中でのプラン変更はできません。Amazonでは1年契約など期間の縛りもないので、気軽に出店してみることが可能です。
初期費用
Amazon出店では、初期費用はかかりません。
楽天市場への出店では、3つのプランいずれを選択しても60,000円の初期費用が発生します。
初期費用あり+1年契約となるため、楽天市場はAmazonより参入障壁が高くなるでしょう。
出店における固定費
Amazonと楽天市場での出店でかかる月額の固定費は、以下のとおりです。
出店先 | プラン | 固定費(税抜) |
---|---|---|
Amazon | 小口出品 | なし |
大口出品 | 月額4,900円 | |
楽天市場 | がんばれ!プラン | 234,000円を年間一括払い |
スタンダードプラン | 600,000円を300,000円ずつの半年払い | |
メガショッププラン | 1,200,000円を600,000円ずつ半年払い |
このとおり、両者では固定費負担から大きく異なります。
Amazonの小口出品では月額固定費がない代わりに、商品が売れるごとに基本制約料100円(税抜)が請求される仕組みです。
固定費以外にも販売手数料等が発生しますので、それらも考慮しつつ予算に合わせて選択しましょう。
代行プラン
Amazonでも楽天市場でも、それぞれに以下の出品代行プランがあります。
- AmazonのFBA(フルフィルメント by Amazon)
- 楽天市場のRSL(楽天ロジスティクス)
いずれも手数料を支払い、Amazonもしくは楽天市場に一部業務を代行してもらうサービスです。
AmazonのFBAと楽天RSLの大まかな違いは、以下のとおりです。
比較項目 | Amazon FBA | 楽天市場RSL |
---|---|---|
対応業務 | ・受注対応 ・入荷作業 ・保管業務 ・ピッキング・梱包・発送 ・カスタマーサービス ・返品対応 | ・入荷作業 ・保管業務 ・ピッキング・梱包・発送 ・不着返品受入 |
スピード配送 | お急ぎ便 (当日7:30までの出荷依頼分→当日出荷当日お届け) (14:00までの出荷依頼分→当日出荷翌日お届け) | あす楽 (当日15:30までの出荷指示で翌日中にお届け) |
顧客対応 | Amazon | 自社 |
在庫保管料 | 3.10円~9.17円/1000㎥ | 7.5円/1000㎥ |
専任担当によるサポート | ✕ | ◯ |
大量納品対応 | パレット納品 | コンテナ入荷 |
FBAとRSLの比較では、カスタマーサポートにも対応しており、コストも低めで利用しやすいAmazonが有利といえるでしょう。
ただし、楽天市場では専任のコンサルタントが出品者をサポートしてくれます。
楽天RSLについては、AmazonFBAとの違いも含め、以下の記事で詳しく解説しています。

ページ構築の自由度や難易度
Amazonは出品型で、同一の商品が出品されている場合はそのページに相乗りで出品します。そのため、相乗り出品であれば商品ページを作成する手間がなく出品可能。
自社のオリジナル商品の出品でAmazonに商品カタログがない場合は、新規で商品ページを作成しますが、その場合もフォーマットは決まっているため、構成やデザインを考える必要はありません。
Amazonではページ構築のスキルもHTML等の知識も不要で、画像や説明文さえ用意すれば誰でも簡単に商品ページを作成できますが、その半面、ページづくりで特徴や個性をアピールすることが難しい難点があります。実際にAmazonでは、どの商品ページを見てもそれほど大きな違いはないでしょう。
楽天市場は出店型のため、ショップページも商品ページもそれぞれ自社で構築する必要があります。
楽天市場でのページ構築ではテンプレートが用意されていますが、ページ構成やデザインを決めて画像やキャッチコピー、商品説明文など全ての要素を自社で用意しなければなりません。楽天市場のページ制作は自由度が高い分、難易度も高くなります。
とはいえ、楽天市場でクオリティの高いページが作成できれば、ユーザーへのブランディングで認知度を高めることにも役立つでしょう。
配送サービス
注文が入った場合の配送について、Amazonの自己発送の場合は自社で対応しますが、FBA利用ではAmazonが発送します。
楽天市場での基本は自社発送で、楽天RSLを利用する場合は、楽天市場から発送されます。
Amazonか楽天市場からの発送の場合は、いずれも翌日配達が可能。Amazonでは、一部地域で当日配送にも対応可能です。
専任コンサルタント
Amazonでは、専任の担当者はつきません。
楽天市場では、申し込み段階から出店準備、出店中まで、それぞれに専任の担当コンサルタントがサポートしてくれます。
セラーサポート
出店・出品中にトラブルが発生した場合など、窓口に相談したいこともあるでしょう。
楽天市場では専任のコンサルタントがサポートしてくれますが、Amazonでは担当者はいないので、都度テクニカルサポートへの問い合わせで対応してもらいます。
テクニカルサポートへの問い合わせは、Amazonセラーセントラルから電話もしくはメールで行います。ちなみに、小口出品の場合はメールでのサポート限定です。

カスタマーサポート
カスタマーサポートについて、楽天市場では全て自社での対応が必須。RSLを利用していても同じです。
Amazonでは自己発送の場合は自社対応ですが、FBAを利用していれば、Amazonが返品や問い合わせにも全面的に顧客対応をしてくれます。
FBAを利用すれば、ほぼ手放しで出店可能です。FBAの手数料については以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

セールイベント
Amazonでも楽天市場でも、定期開催のセールやイベント、キャンペーンがあります。
楽天市場では、ポイント倍率がアップする「お買い物マラソン」などセールイベントが随時開催されており、購買意欲の高いユーザーが多く集まります。
Amazonでも月ごとのタイムセール祭りのほか、Amazonの有料会員を対象とした年1回のプライムセール等も開催。各種セールに合わせたポイントアップキャンペーンでもユーザーの注目を集めています。
いずれのセールイベントも定期的に開催されており、そのタイミングを活用した販促施策も欠かせません。
Amazonでも楽天市場でも、ECサイト運営に関するお悩みがある場合は、ECサイト運営代行会社に相談する方法もあります。弊社ではAmazonと楽天市場それぞれと提携しており、多数のECサイト運営サポート実績もございます。ECサイト運営に関するお困りごとがあれば、お気軽にお問合わせください。
Amazonと楽天市場で出店するメリットを比較
Amazonと楽天市場での出店の違いについて把握したところで、次はそれぞれのメリットをまとめて見てみましょう。
Amazonと楽天市場での出店に共通するメリット
Amazonも楽天市場も、日本を代表するECプラットフォームです。
いずれも知名度が高く集客力があり、既存ユーザーには安心感や信頼性があるため、自社サイトを構築するより効率的かつスピーディーに商品を販売できるのが魅力です。
自社サイトを1から構築してユーザーがページを閲覧し、商品を購買してもらうには、広告費をかけたり、検索順位をアップするための施策を重ねたりと、一定のコストも時間もかかります。
そうした労力を省き、構築されたプラットフォームを利用して商品を出品・販売できるのは、Amazonにも楽天市場にも共通したメリットです。
Amazonで出店するメリット
Amazonでの出店で得られるメリットは、以下のとおり。
- 個人でも法人でも手軽に出品可能
- 出品のみに専念できる
- 低コストで運用できる
- FBA利用で作業を効率化できる
- 迅速配送のイメージがある
Amazonでは楽天市場のようにページを構築する手間がないため、出品に専念できます。
手軽に低コストで集客力のあるプラットフォームに出品できるのも魅力ですね。
Amazonの代行サービスのFBAを利用すれば、ほとんど手間なしでECサイト運営が実現します。
ユーザー側には、「Amazonを利用すればすぐに商品が届く」といったイメージがあり、販促にも効果的です。

楽天市場で出店するメリット
楽天市場での出品には、以下のメリットがあります。
- ポイントでお得なイメージがある
- 楽天市場内の回遊が期待できる
- ショップの独自性やコンセプトのアピールが可能
- リピーターへのメルマガ訴求が可能
- 専任のコンサルタントがつく
楽天市場を利用するユーザーの多くはポイント獲得を楽しみにしており、購買意欲も高めです。
ショップごとに販売している商品が様々にあるので、ウィンドウショッピング的に回遊してくれるユーザーもいます。そうした中で、ショップの特徴や個性をアピールしてファンを獲得できれば、リピート利用も期待できるでしょう。
楽天市場ではR-Mailというメルマガ機能もあり、販促にも活用可能。

出品で困ったときには専任のコンサルタントに直接相談できるので、ECサイト出店が初めての方でも安心感があります。
Amazonと楽天市場で出店するデメリットを比較
Amazonと楽天市場それぞれの出店先には、メリットとともにデメリットも存在します。ここでは両者のデメリットについて、それぞれの特徴を見ていきたいと思います。
Amazonで出店するデメリット
Amazonで出店するにあたってのデメリットは、以下のとおりです。
- ショップごとのアピールが難しい
- リピーター獲得が難しい
- カートを獲得できないと売れにくい
出品型で同一の商品では相乗りとなるAmazonでは、ショップごとの独自性やコンセプトをアピールする場がありません。
Amazonブランド登録ができればAmazonストアページを公開可能ですが、ブランド登録には商標登録が必須であることが大きな障壁となるでしょう。

ショップのアピールが難しいAmazonでは、ショップとして認識してもらいにくく、リピート利用をしてもらうことも難しくなります。
Amazonで商品を販売するにはカートを獲得することが非常に重要で、そのため価格競争が起きやすいのもデメリットといえます。

楽天市場で出店するデメリット
楽天市場で出店する際のデメリットは、以下のとおりです。
- 出店に時間がかかる
- ページ構築の手間がかかる
- 出店コストが高い
楽天市場での出店には2度の審査通過が必須で、その結果を待つだけでも1~2ヶ月かかります。スピーディーにEC事業展開を目指す際には、大きなデメリットになるでしょう。

楽天はAmazonと比較すると、ページ構築の負担がかなり大きくなります。Amazonでは入力フォームに従って必要事項を入れていく作業で出品できますが、楽天市場ではページの構成やデザインなど、自社でカスタマイズが可能な分、手間もかかります。
ECショップ運営のノウハウがあればテンプレートに添ってページを構築できますが、全く知識がない状態では難易度の高い作業となるでしょう。

また、Amazonと比較すると、出店にかかるコストがとても高額になる点にも注意が必要です。楽天市場では1年契約となり、固定費も年払いもしくは半年払いで大きな負担が発生するため、予算的なゆとりがないと厳しいでしょう。

Amazonと楽天市場のユーザーの使い勝手はどう違う?
続いて、Amazonや楽天市場を利用するユーザー目線で使い勝手はどう違うのか比較してみましょう。
ユーザビリティの面では、以下の点で違いがあります。
- 商品検索の違い
- ポイントの違い
- 有料会員の違い
- 配送・送料の違い
- サポートの違い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
商品検索の違い
Amazonと楽天市場では、商品を検索したときの結果表示が異なります。
例えば買いたいものが決まっていて商品の型番で検索した場合、Amazonなら該当の商品がトップに表示され、類似商品が検索結果に並びます。
一方、楽天市場では、同じ型番の商品が複数ショップの商品ページのサムネイルが検索結果に並ぶでしょう。
Amazonでは同一商品は1つの商品カタログに相乗りして出品するスタイルで、商品ページを開くと最安値でカートを獲得している価格帯の商品が表示されます。
楽天市場の場合は、ショップごとに商品の価格も送料も異なり、それぞれのサムネイルとともに価格や評価が表示され、そこからユーザーが選択してクリックするスタイルです。
同じ商品であれば、誰でも少しでも安く買いたいと考えますが、Amazonでは最安値の商品が優先的に表示されるので比較も簡単。一方、楽天市場ではショップごとに価格もポイントも送料も異なり、比較しにくい点がユーザー側のデメリットとなる可能性があります。
ポイントの違い
楽天市場といえばポイント付与が最大の魅力。「ポイント◯倍」といったイベントやキャンペーンも随時開催されており、通常の購入でもお得感があります。
一方、Amazonでは、ポイントが付与されるのは一部の商品のみ。セールに合わせたポイントアップキャンペーンはありますが、ポイント付与によるお得感は楽天市場ほど浸透していません。
ポイント付与は出品者の負担ですが、販促には効果的。楽天市場での出店は、ポイントが大きな訴求となる点でAmazonより有利です。
有料会員の違い
Amazonでは無料で登録可能な一般会員のほかに、有料のプライム会員があります。
プライム会員は月額500円の負担で、通常配送料のほか、お急ぎ便やお届け日時指定便の有料配送オプションが無料になったり、プライムビデオ等のエンタメが無料で使い放題になったりと、各種特典を利用可能です。プライム会員はAmazonの配送オプションサービスもあり、通販ならAmazonと決めているユーザーも少なくありません。
一方、楽天市場では、以前に「楽天プレミアム」という有料会員サービスを提供していましたが、2020年にサービスを終了しています。
有料会員による囲い込みの点では、Amazonが有利です。
配送・送料の違い
Amazonユーザーの多くは、Amazonの迅速な配送を支持しています。プライムマークの商品であれば、基本は翌日配送、地域によっては当日配送にも対応している点がユーザーにとっての大きなメリットとなっています。
プライム会員であれば、プライムマークの商品は配送料無料でお急ぎ便やお届け日時指定便を利用できるため、すぐに商品が必要な時でも利用しやすいのが特徴です。
楽天市場は、基本は出品者発送ですので、中には配送に時間がかかる商品もあります。
楽天市場での翌日配達保証「あす楽」に対応している商品もありますが、イメージとして「Amazonは楽天市場より届くのが早い」といった印象を持つユーザーは多いでしょう。
通販では手元に届くまでの時間が短いほうが有利ですので、Amazonの「配送が早い」というイメージは非常に重要です。
サポートの違い
通販で商品を購入してトラブルが発生した場合、明確なサポート窓口があるというのは、ユーザーにとっての安心材料です。
Amazonの場合、自己発送であれば基本的に出品者がサポート対応しますが、最終的な相談窓口としてAmazonのカスタマーサポートにも対応してもらえるので安心感があるでしょう。
楽天市場では、ユーザーへの対応サポートは出品者が全面的に対応することとなっており、基本的には楽天市場の運営側は対応しないといったスタンスです。ショップの対応が不十分だった場合は楽天市場のヘルプページから連絡をしますが、Amazonと比較すると対応に時間がかかります。
Amazonと楽天市場は併用もおすすめ
ここまで、Amazonと楽天市場の出店による違いを様々な角度から比較してきました。
手軽かつ低コストでスピード感をもって出店できるAmazonと、ショップや商品のブランディングをしながら販売できるサポートありの楽天市場。それぞれにメリット・デメリットがあります。
いずれも集客力があり、販売意欲の高いユーザーが集まるECプラットフォームですので、ここまで解説した内容を踏まえて、自社に合ったサービスを利用すると良いでしょう。
Amazonでも楽天市場でも、出店すれば売れるといった簡単なものではありませんが、プラットフォーム選びは収益を大きく左右する重要な要素です。しっかり検討して選びたいですね。
EC事業展開でお悩みがあれば、ECサイト運営代行会社にお気軽にご相談ください。